【寄り付き概況】
3日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比200円99銭安の2万7580円03銭。
前日に日経平均は大幅高で前週末の急落を帳消しにしたが、きょうは買いが続かない展開。前日のNYダウやナスダック総合指数が高安まちまちの展開となり、ナスダック総合指数は小幅反発したものの、景気敏感株に売りがかさみNYダウは続落となった。
新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることが嫌気されていることや、7月のISM製造業景況感指数が市場予想を下回ったこともあって、米長期金利の急低下が株式市場にマイナスに作用した。この流れが東京市場にも波及している。外国為替市場でドル安・円高に振れていることも主力輸出株には逆風。
ただ、企業の決算発表が佳境入りとなるなか、個別には好業績期待の銘柄が投資資金を誘導し全体相場を下支えする可能性がある。
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=109円台の前半(2日は1ドル=109円66-68銭)、1ユーロ=129円台の後半(同130円29-33銭)で取引されている。
