売りが先行、その後はもみあい展開か

28日の東京株式市場は、米国株がパウエルFRB議長発言を受けて大きく下げており、日本株もこれを嫌気して売り優勢の展開が想定される。
日経平均株価の予想レンジは、2万2000円-2万2400円。
27日の米国株式は、パウエルFRB議長の発言から、金利上昇が警戒され反落。朝方は、その動きを受けて売りが先行するとみられる。売り一巡後は下げ渋り、その後はもみ合いが続くと予想する。
手掛かり材料難のなか、消去法的に株価指数に影響を受けづらい、中小型株に物色の矛先が向かいそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(27日終値107円01-02銭)と円安に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所終値比205円安の2万2175円だった。
 
 
【好材料銘柄】
■エスケイジャパン <7608>
今期経常を27%上方修正。
 
■NECキャピタルソリューション <8793>
今期配当を6円増額修正。
 
■ヴィスコ・テクノロジーズ <6698>
今期経常を36%上方修正。3月31日現在の株主を対象に1→8の株式分割を実施する。
 
■イグニス <3689>
子会社パルスがVR空間上でライブを開催することができるバーチャル・ライブ・プラットフォーム「INSPIX」の自社開発を加速。
有名IP誘致・新規IP制作および海外展開を本格的に始動する。
また、中国芸能事務所のUNLSH社と包括的業務提携。パルスには秋元康氏らが出資している。
 
■ディー・ディー・エス <3782>
非開示だった今期経常は黒字浮上で13期ぶり最高益更新へ。
販売・資本業務提携先である米ノックノックラブズ社と総代理店契約を結んだ。
 
【主な経済指標・スケジュール】
28(水)
1月商業動態統計(8:50)
1月鉱工業生産(8:50)
《決算発表》
エイチ・アイエス、パーク24、スリープロ、大和コン、はてな、共和工業
 
【海外】
中国2月製造業PMI(10:00)
米10-12月期GDP改定値(22:30)
米2月シカゴ購買部協会指数(23:45)
米1月NAR仮契約住宅販売指数(3/1 0:00)
《米決算発表》
ロウズ、マイラン、セールスフォース・ドットコム
休場:台湾
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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