30日の日経平均株価は小幅ながら3営業日続伸し、2万2011円(前週末比3円高)引けた。
東証1部の売買代金が4兆373億円と4兆円を上回り、16年2月12日以来、1年8カ月ぶりの大商いとなったことだ。外国人投資家が、時価総額の大きな主力銘柄を継続買いしていることが、売買代金増加の背景にある」との見方が出ていた。
明日(31日)の東京株式市場は、4~9月期の決算発表に伴う企業業績の向上を期待する買いが継続することから、利益確定売りをこなしながら、日経平均株価は堅調な推移となりそうだ。
結果が発表される日銀金融政策決定会合は、“現状維持”との見方が多く、株式相場への影響は軽微と想定される。
30日の14時40分辺りからマザーズ市場は、再び強含みとなり、30日の高値水準で取引を終えた。日経平均が2万2000円を挟んでのこう着となるなか、相対的に出遅れている中小型株に短期筋のマネーがシフトした格好になっている。
比較的値動きの軽い材料株やバイオ株、ゲーム株を中心に買い優勢の展開となっている。
マザーズ指数は、前週末の上昇で9月高値(1113.18pt)を上抜けており、一段の戻りが意識されたようだ。
■日経平均サポート&レジスタンス
22000円を維持
日経平均株価 22011.67円 +3.22
レジスタンス
22749.24円 ボリンジャーバンド25日+3σ
22500.00円 心理的節目
22183.76円 ボリンジャーバンド25日+2σ
22086.88円 本日日中高値
22047.95円 本日日中寄付
サポート
22000.00円 心理的節目
21921.24円 本日日中安値
21854.54円 5日線
21702.28円 一目均衡表転換線
21618.28円 ボリンジャーバンド25日+1σ
21500.00円 心理的節目
21150.27円 一目均衡表基準線
21052.80円 25日線
21000.00円 心理的節目
上昇する5日線を支持線としたトレンドは継続しており、地合いは悪くない。
ボリンジャーバンドでは+1σと+2σとのレンジ内での推移。パラボリックはSAR値が5日線に沿って上昇しており、21767円辺りまで上昇してきている。強いトレンドが継続しているが、5日線を割り込んでくると、陰転シグナルを発生させてくるため、調整の局面では注意が必要だろう。
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