28日の日経平均株価は続伸後、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万6600円-2万7100円を想定。
NYダウ平均は834ドル高の34058ドルと大幅高で取引を終えた。ロシアがウクライナと停戦交渉を行う準備があると伝わったことで、幅広い銘柄に買いが入った。
前週末25日に大幅反発した動きや、現地25日の欧米株式が上昇したことを受け、買い先行スタートとなろう。シカゴ日経平均先物からは2万7000円近辺からのスタートが想定される。付近に25日線(27103円、25日時点)が位置しているため、高く始まった後の上値は限られそう。しかし、先週の2万5000円台突入でいったんはボトムをつけたとの見方が強まり、終日強い基調が続くだろう。また、ウクライナとロシアの代表団による会談がベラルーシで行われると報じられ、停戦への期待感が高まる場面も想定される。
ただ、米・英・カナダ・EU(欧州連合)や日本などは、ロシア中央銀行への制裁や、SWIFT(国際銀行間通信協会)からロシアの特定銀行の排除などを決定。世界経済への影響を見極めたいとして、手控えムードが広がる場面もありそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=115円台の半ば(前週末25日は115円27-29銭)と円安に傾く一方、ユーロ・円が1ユーロ=129円前後(同129円21-25銭)と円高方向に振れている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比480円高の2万6980円だった。
【好材料銘柄】
■インタートレード <3747>
今期最終を3.8倍上方修正。
■コアコンセプト・テクノロジー <4371>
3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
■オキサイド <6521>
NEDOが公募した「グリーンイノベーション基金事業/次世代デジタルインフラの構築」の次世代パワー半導体に用いるウェハ技術開発テーマに、Mipox <5381>などと共同で応募し採択された。これを受けて、次世代パワー半導体材料SiC単結晶の溶液法による育成技術開発及び量産化に向けた準備を行うため、本社隣接地に第5工場を建設する。
■日本ライフライン <7575>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.1%にあたる250万株(金額で35億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月28日から8月31日まで。取得した自社株は9月16日付で全て消却する。
■アルコニックス <3036>
今期配当を4円増額修正。
■デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 <4576>
ライセンス供与先の興和が緑内障・高眼圧症治療剤「リパスジル塩酸塩水和物」をシンガポールで販売開始。
■イボキン <5699>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.35%にあたる8万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月28日から8月26日まで。
■三社電機製作所 <6882>
未定だった今期配当は5円増配。
■菊水電子工業 <6912>
今期経常を18%上方修正、配当も7円増額。
■菱洋エレクトロ <8068>
前期経常を23%上方修正。
【主な経済指標・スケジュール】
28(月)
1月商業動態統計(8:50)
1月鉱工業生産指数(8:50)
1月住宅着工統計(14:00)
《決算発表》
SBI、東和フード
【海外】
世界最大級のモバイル展示会「モバイル・ワールド・コングレス」(スペイン・バルセロナ、~3/3)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
