今週は、大幅高となった。
週明け8月30日の日経平均は3桁の上昇。翌31日は月末が弱いというジンクスを跳ね返して大幅高となり、2万8000円台を回復した。9月相場に入ると一段と騰勢を強める展開となった。2日に2万8500円台を回復すると、3日は菅首相の辞任報道が売り方の買い戻しを誘う格好となって、500円を超える上昇となった。
週末値で2万9000円を上回った。週間では約1486円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。TOPIXが2000ポイント台に乗せて年初来高値を更新した。
来週は堅調展開か。
菅首相の辞任発表を受けて、株式市場では政策期待が高まる可能性が高い。現政権のコロナ対応に国民の不信・不満が高まっているだけに、新しいリーダー候補は、目新しい施策を打ち出す必要がある。関連報道がマーケットを刺激する状況が続くだろう。
売りから入っていた投資家は買い戻しのタイミングがなかったと思われる。「大きく上昇したから反動が出る」ではなく、「踏み上げ的な上昇が続く」展開を想定しておくべき。米国市場は8月雇用統計を消化した後は、9月のFOMCまでは落ち着いた動きが続くと予想される。そのような中、日本株は変化の中にチャンスを見出そうとする動きが活発となり、楽観ムードが強まると予想する。
■上値・下値テクニカル・ポイント(3日現在)
31134.14 ボリンジャー:+3σ(26週)
30317.55 ボリンジャー:+2σ(26週)
30261.89 ボリンジャー:+3σ(13週)
29562.21 ボリンジャー:+2σ(13週)
29500.95 ボリンジャー:+1σ(26週)
29128.11 ★日経平均株価3日終値
29086.56 ボリンジャー:+3σ(25日)
28862.53 ボリンジャー:+1σ(13週)
28719.91 均衡表基準線(週足)
28684.36 26週移動平均線
28657.08 ボリンジャー:+2σ(25日)
28405.50 均衡表雲上限(日足)
28321.59 200日移動平均線
28315.44 均衡表転換線(日足)
28311.68 75日移動平均線
28273.77 6日移動平均線
目次
