堅調展開か

7日の日経平均株価は、堅調展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万9700円-3万100円を想定。
米国株はレーバーデーにより休場。欧州株は上昇しており、海外からの材料が乏しい中では日本株の支援材料になると見込まれる。
日経平均先物は大阪取引所のナイトセッションで、6日の清算値比310円高の3万60円を付けていることから、同清算値にサヤ寄せする動きが先行するとみられる。

ただ、きのう6日まで6連騰し、その間の上げ幅は2000円を超えた。25日騰落レシオは126.80に上昇し、過熱感が警戒されるとする120%を上回っており、目先的な警戒感が台頭し、上値が重くなる場面も想定される。

個別では、引け後に日本経済新聞社が日経平均株価の構成銘柄の入れ替えを発表した。新規に採用されるのがキーエンス、村田製作所、任天堂で、除外されるのが日清紡ホールディングス、東洋製缶グループホールディングス、スカパーJSATホールディングスとなる。これまで入れ替えの際には幾度となく候補銘柄として名前が挙がった任天堂がとうとう採用された。
キーエンス、村田製作所も成長イメージの強い銘柄で、指数の先高期待が強まるだろう。同指数との連動を目指すファンドなどの買い需要を先取りする動きがみられそうだ。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(6日は109円89-91銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の前半(同130円35-39銭)と小動き。
 
 
【好材料銘柄】 
 
■ピクセルカンパニーズ <2743>
XクリエーションとNFT資産管理用ウォレットの共同開発を開始。
 
■東京エレクトロン デバイス <2760>
上期経常を33%上方修正・14期ぶり最高益、通期も増額、配当も15円増額。
 
■アールプランナー <2983>
上期経常を2.9倍上方修正。
 
■タスキ <2987>
今期経常を36%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■アクロディア <3823>
「抗体パスポート」アプリVer.2をリリース。中和抗体の有無やワクチン接種の登録・表示が可能になった。また、販売サイト「アクロモール」で中和抗体検査キットの本格販売を開始する。
 
■アイル <3854>
今期経常は9%増で4期連続最高益、前期配当を2円増額・今期も17円継続へ。24年7月期に経常利益28.2億円(21年7月期は18.5億円)を目指す中期経営計画を策定。また、複数ネットショップ一元管理クラウドサービス「CROSS MALL」がFacebook、Instagramショップ機能との連携を開始。
 
■村田製作所 <6981>
日本経済新聞社が日経平均株価の構成銘柄の定期入れ替えを発表。10月1日から新規採用となる。
 
■アルメディオ <7859>
約12億円を投じ、福島県双葉郡にナノマテリアル事業の新工場を建設する。
 
■エアトリ <6191>
今期税引き前を56%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■キーエンス <6861>
日本経済新聞社が日経平均株価の構成銘柄の定期入れ替えを発表。10月1日から新規採用となる。
 
■ネットワンシステムズ <7518>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.72%にあたる400万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は9月7日から12月23日まで。
 
■パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス <7532>
発行済み株式数(自社株を除く)の6.00%にあたる3805万4300株(金額で809億4149万6100円)を上限に、9月7日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。ファミリーマートが保有株の一部を売却することに対応する。
 
■任天堂 <7974>
日本経済新聞社が日経平均株価の構成銘柄の定期入れ替えを発表。10月1日から新規採用となる。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
7(火)
【国内】
7月家計調査(8:30)
7月毎月勤労統計調査(8:30)
7月景気動向指数(14:00)
30年国債入札
《決算発表》
スバル興、Casa
 
【海外】
中国8月貿易収支
独9月ZEW景況感指数(18:00)
米3年国債入札
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
 

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