4日の日経平均株価は堅調展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万8800円-2万9100円。
先週末の米国株は上昇。NYダウ平均は482ドル高の3万4326ドルで取引を終えた。
米国株が強い上昇となったことを受けて、日本株は買い戻しの動きが先行するとみられる。
米メルクが開発中の新薬は飲み薬で、これが使用できるようになれば、新型コロナに対する警戒は大きく後退する。国内でも緊急事態宣言が解除になり、アフターコロナ関連には買いが入りやすいタイミングだろう。
日経平均株価は先週、週間で4桁の下落となっており、値ごろ感は出てきている
また、きょうの臨時国会で、自由民主党の岸田文雄氏が内閣総理大臣に指名される見込み。同氏は、総裁選挙で補正予算の編成を示唆しており、新型コロナ対策や脱炭素、少子化などに関連する銘柄に、関心が向かう可能性もある。ただ、戻り待ちの売りも想定されることから、買い一巡後は、停滞商状となる場面もありそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の後半(前週末1日は111円26-27銭)、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の半ば(同128円82-86銭)と円高方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同1日の大阪取引所清算値比230円高の2万9050円だった。
【好材料銘柄】
■ダイセキ環境ソリューション <1712>
上期経常が2.7倍増益で着地・6-8月期も6.6倍増益。
■FRONTEO <2158>
三菱UFJモルガン・スタンレー証券がフロンテオのAIエンジン「KIBIT」と日立製作所 <6501> の音声デジタルソリューションを活用した顧客応対のモニタリングシステムを導入。
■一家ホールディングス <7127>
株主優待制度を導入。毎年3月末と9月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて2500~1万円の食事券を贈呈する。
■テイツー <7610>
今期経常を一転2%増益に上方修正、配当も1円で6期ぶり復配へ。
■ダイセキ <9793>
今期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■ドーン <2303>
いばらき消防指令センターで映像通報システム「Live119」の試行運用を開始。
■あじかん <2907>
米カリフォルニア州に販売子会社を設立。
■ケイティケイ <3035>
今期経常は2%増で5期連続最高益更新へ。また、24年8月期に営業利益5.2億円(21年8月期は4.4億円)を目指す中期経営計画を策定。
【主な経済指標・スケジュール】
4(月)
【国内】
9月マネタリーベース(8:50)
《決算発表》
キユーピー、クリエイトSDH、ネクステージ、不二越、ナガイレーベ、フジ、エスプール、オークワ、バイク王、アヲハタ
【海外】
ノーベル医学生理学賞発表
米8月製造業受注(23:00)
OPECプラス
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