5日の日経平均株価は、反発スタートとなりそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万2900円-2万3300円。
前週末2日は、トランプ米大統領が新型コロナウイルスに感染したことが判明し、先行き不透明感や週末要因などから下落して取引を終えた。
前週末2日の米NYダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前日比134ドル09セント安の2万7682ドル81セントで終えた。トランプ米大統領が新型コロナに感染したことが判明し、米政治の不透明感を懸念した売りが優勢だった。一方、追加経済対策の合意期待から銀行など景気敏感株には買いが入り、ダウ平均は下げ幅を縮小した。小幅ながら上昇する場面もあった。
大幅な下落とならなかったことから、買い優勢の動きが期待される。ただ、同大統領の病状に関する報道に、神経質な動きとなることも予想され、注意したい。
為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の半ば(前週末2日終値は105円17-19銭)、ユーロ・円が1ユーロ=123円台の半ば(同123円28-32銭)と円安方向にあることから、輸出関連銘柄には支えとなりそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所終値比195円高の2万3175円だった。
きょうは黒田東彦日銀総裁が全国証券大会であいさつする。新規株式公開(IPO)では、東証1部にダイレクトマーケティングミックスが上場する。中国市場は国慶節(建国記念日)に伴う大型連休で8日まで休場。米国では9月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数の発表がある。
【好材料銘柄】
■ネクステージ<3186>
12-8月期(3Q累計)経常は27%減益・通期計画を超過。
■バイク王&カンパニー<3377>
12-8月期(3Q累計)経常が4.1倍増益で着地・6-8月期も50倍増益。
■竹内製作所<6432>
上期経常を58%上方修正、通期も増額。
■古野電気<6814>
上期経常を2.4倍上方修正。
■島忠<8184>
DCMホールディングス <3050> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株4200円で2日終値を19.3%上回る水準。買い付け期間は10月5日から11月16日まで。
■カンセキ<9903>
上期経常を75%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額、配当も5円増額。
■ニトリホールディングス<9843>
上期経常が43%増益で着地・6-8月期も69%増益。
【主な経済指標・スケジュール】
5(月)
【国内】
《決算発表》
クリエイトSDH、WNIウェザー、フジ、オークワ、薬王堂HD、トーセイ、マルカ、毎コムネット
【海外】
ノーベル医学生理学賞発表
米9月ISM非製造業指数(23:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
