堅調展開か

27日の日経平均株価は堅調展開か。
日経平均株価の予想レンジは1万9350円-1万9650円。
24日のNYダウ工業株30種平均は前日比260ドル高の2万3775ドルで取引を終えた。前週前半に急落した米原油先物相場が連日で上昇し、投資家心理を上向かせた。大型ハイテク株が業績期待から買われたことも相場を押し上げた。
原油相場の上昇を背景に前週末の米株式相場が続伸したことが支えとなりそうだ。
日銀の金融政策決定会合の結果が注視されるが、想定通りの内容なら反応は限られるだろう。大型連休前で持ち高を一方向に傾けづらく、1万9500円近辺で推移するとの見方が多い。
日経平均は直近で5日移動平均(前週末時点で1万9355円)を挟んだ動きを続けており、朝高後は下値のめどとして意識されそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同24日大阪取引所終値比240円高の1万9430円だった。
 
本日は日銀の金融政策決定会合が開催される。今回は期間が1日に短縮されるため、本日の昼には結果が発表される。25日の日本経済新聞では、社債やCPの購入上限引き上げなどの発表があるとの観測が報じられている。この先にFOMCやECB理事会も控えていることを鑑みると、無風通過でない限りは、金融緩和姿勢の強化を好感する流れとなるだろう。
 
値動きの軽い中小型株への物色が中心になりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の半ば(前週末24日終値は107円69-70銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=116円台の前半(同115円66-70銭)と円安に振れている。
 
日程面では、きょうは日銀の金融政策決定会合と黒田日銀総裁の記者会見。海外では1~3月の中国工業企業利益など。

 
【好材料銘柄】
 
■富士古河E&C <1775>
前期経常は20%増で2期連続最高益・1-3月期(4Q)経常は15%増益、今期業績は非開示。
 
■明星工業 <1976>
前期経常を30%上方修正、配当も10円増額。
 
■オールアバウト <2454>
前期経常を95%上方修正、未定だった配当は1円増配。
 
■イーブックイニシアティブジャパン <3658>
今期経常は11%増で3期連続最高益更新へ。
 
■環境管理センター <4657>
7-3月期(3Q累計)経常は4%増益・通期計画を超過。
 
■日本興業 <5279>
前期経常を26%上方修正。
 
■北越メタル <5446>
前期経常を23%上方修正、配当も20円増額。
 
■フロイント産業 <6312>
今期経常は72%増益へ。
 
■ケル <6919>
前期経常を一転20%増益に上方修正、配当も3円増額。
 
■日立造船 <7004>
前期経常を13%上方修正。
 
■プレシジョン・システム・サイエンス <7707> [東証M]
全自動PCR検査システム供給に対して駐日フランス大使から礼状を受領。
 
■都築電気 <8157>
前期経常を8%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も16円増額。
 
■沖縄セルラー電話 <9436>
今期経常は微増で6期連続最高益、前期配当を9円増額・今期は9円増配へ。発行済み株式数(自社株を除く)の2.2%にあたる60万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。
 
■MonotaRO <3064>
1-3月期(1Q)経常は26%増益で着地。
 
■ダントーホールディングス <5337>
20年12月期第2四半期に投資有価証券売却益3.6億円を特別利益に計上する。
 
■ファナック <6954>
前期経常は44%減益も上振れ着地、今期業績は非開示。また、発行済み株式数の1.03%にあたる201万9744株の自社株を消却する。消却予定日は5月29日。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
27(月)
【国内】
日銀金融政策決定会合
黒田日銀総裁会見
日銀が経済・物価情勢の展望を公表
《決算発表》
第一三共、花王、JR東海、京セラ、日立ハイテク、キッコーマン、ルネサス、日東電、積水化、JSR、スタンレ電、きんでん、日野自、イビデン、アンリツ、相鉄HD、松井証、コクヨ、インフォコム、新電工、メタウォーター、アンジェス、信越ポリ、前田工繊、四国化、メルコ、SBテクノロジ、不二家、神奈交、多木化、J・TEC、FTEC、ピーシーエー、さくら、アサックス、三谷産、杉本商、日精線、コア、CIJ、東光高岳、SPK、正興電機、川重冷、キムラユニティー、エスティック
 
【海外】
予定はありません
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
 

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