Market Data
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【日経平均】
38787円38銭(▲132円88銭=0.34%)
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【TOPIX】
2745.62(△8.08=0.30%)
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【グロース250】
632.98(▲2.11=0.33%)
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【プライム売買高】18億4255万株(▲3億7454万株)
【売買代金】4兆0236億円(▲1兆0421億円)
【値上がり銘柄数】999(前日:607)
【値下がり銘柄数】592(前日:994)
【新高値銘柄数】64(前日:48)
【新安値銘柄数】97(前日:150)
【25日騰落レシオ】96.40(前日:97.88)
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今週は堅調となった。米国では注目度の高い経済指標の発表が多かったが、4月の生産者物価指数(PPI)、消費者物価指数(CPI)、小売売上高を受けて、10年債利回りが大きく低下。金融引き締め長期化に対する警戒が大きく後退した。米3指数は15日に3指数がそろって史上最高値を更新し、ダウ平均は16日に4万ドルの大台乗せを達成した。
日経平均も米国からの好材料を消化しながら水準を切り上げた。場中に値を消す日が多く、取引時間中の動きはさえなかった。それでも、16日には500円超上昇するなど基調は強く、週間でもプラスで終えた。日経平均は週間では約558円の上昇となり、週足では3週ぶりに陽線を形成した。
来週は堅調展開か。
日経平均のPERが16倍前半に落ち着いていることで(かつては17倍台)、緩やかに4万円台復活を狙う夏相場が期待できそうだ。
日本株のセンチメントも改善しつつある。今週の高値は3万8949円。週の高値は1週前が3万8863円、2週前が3万8608円、3週前が3万8460円と着実に切り上がっている。
来週は3万9000円台回復が期待される。13週線が3万9033円(17日時点)と3万9000円近辺に位置しており、同水準を明確に上回ってくればテクニカルの好転が株価を押し上げる展開が期待できる。
国内は週前半に保険大手の決算を消化するが、基本的には材料難。海外では22日にエヌビディアが決算を発表予定で、これが大きな注目を集める。米国では今週、複数の注目指標を確認して10年債利回りが低下した。また、これを受けて主要3指数が史上最高値を更新し、ダウ平均は一時4万ドルを上回った。
米国の金利上昇に対する警戒が大きく後退する中、エヌビディアの決算反応が良ければ、グローバルでリスクオンの様相が強まる可能性がある。反応が悪かった場合でも、ネガティブな影響は半導体株に限られるだろう。米国株の強い基調が続き、日本株もその恩恵を受けると予想する。
ただ、米国の金融当局では、利下げに関して見方が分かれており、引き続き米連邦準備制度理事会(FRB)幹部の発言には注目が集まるだろう。
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