10日の東京株式市場は、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万3500円-3万4000円を想定。(9日終値3万3763円18銭)
米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が下落した一方、ナスダックは上昇した。ダウ平均は157ドル安の37525ドルで取引を終えた。
日経平均株価はきのう9日、終値ベースで昨年7月3日に付けたバブル崩壊後の高値(3万3753円)を更新。現地9日の米国株式はまちまちの動きとなったものの、ダウ平均の下落はそれほどネガティブ視されないだろう。
ただ、あす米消費者物価指数(CPI)の発表を控えているだけに、上値も積極的には追いづらい。きのうも3万4000円近辺では伸び悩んでおり、現状株価近辺でこう着感の強い地合いが続くと予想する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=144円台の半ば(9日は144円06-07銭)とやや円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の後半(同157円84-88銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所清算値比125円高の3万3885円だった。
【好材料銘柄】
■プロパスト <3236>
今期経常を一転4%増益に上方修正。
■三機サービス <6044>
上期経常を2.5倍上方修正・5期ぶり最高益更新へ。
■平田機工 <6258>
電気自動車(EV)向けバッテリー「充放電関連設備」の大型案件を受注。受注金額は40億円超。受注による売り上げの一部は今期業績に反映し、その他は来期以降の業績に寄与する見込み。
■さくらさくプラス <7097>
発行済み株式数(自社株を除く)の5.5%にあたる25万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は1月10日から4月30日まで。
■壱番屋 <7630>
2月29日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施する。また、中期経営計画を策定。30年2月期に営業利益100億円(24年2月期計画は49億円)を目指す。
■東洋テック <9686>
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の警備業務を共同企業体で受注。受注金額は全体で108億1900万円。
【主な経済指標・スケジュール】
10(水)
【国内】
11月毎月勤労統計調査(8:30)
10年国債入札
《決算発表》
ABCマート、キユーピー、サイゼリヤ、パルGHD
【海外】
米10年国債入札
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
