16日の東京株式市場は、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万5500円-3万6300円を想定。(15日終値3万5901円79銭)
米国はキング牧師誕生記念日により休場。欧州株は小幅に下落した。米国株が休場で、基本的には様子見姿勢の強い地合いになると思われる。ただ、足元の日本株には勢いがあり、好材料があればそれに強い反応を示す公算が大きい。その点において、円安が進行している点はポジティブ。
日経平均株価は15日まで大発会の翌日の5日から6連騰し、5日続けてバブル崩壊後の高値を更新。強い地合いが続くとみられ、しっかりした動きとなりそう。一方で、短期的な過熱感も警戒されているとみられ、仕掛け的な売買には注意したい。
為替相場は、ドル・円が1ドル=145円台の後半(15日は145円44-45銭)とやや円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=159円台の半ば(同159円32-36銭)と小動き。大阪取引所ナイトセッションの日経平均先物は、15日の清算値比160円高の3万6160円だった。
【好材料銘柄】
■いちご <2337>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.70%にあたる1200万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は1月16日から7月16日まで。
■日創プロニティ <3440>
上期経常を一転2.3倍増益に上方修正、通期も増額。また、老舗材木店マルトクの全株式を取得し子会社化する。取得価額は3.5億円。
■システムインテグレータ <3826>
今期最終を2.7倍上方修正・5期ぶり最高益、配当も2円増額。
■ココナラ <4176>
9-11月期(1Q)経常は黒字浮上・通期計画を超過。
■アスマーク <4197>
今期経常は10%増で4期連続最高益、初配当72円実施へ。
■ライトワークス <4267>
今期最終を27%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も8円増額。
■BeeX <4270>
今期経常を37%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■ティムス <4891>
3-11月期(3Q累計)経常が赤字縮小で着地・9-11月期も赤字縮小。
■QPS研究所 <5595>
上期経常は1.6億円の赤字と従来予想の3.9億円の赤字を上振れて着地。
■JALCOホールディングス <6625>
今期経常を一転2.3倍増益に上方修正・最高益更新へ。
■テラプローブ <6627>
未定だった前期配当は56円増配。12月売上高は前年同月比8.4%増と増収基調が続いた。
■古野電気 <6814>
今期経常を17%上方修正・16期ぶり最高益更新へ。
■エフ・コード <9211>
機械学習を用いた高度なデータ分析・運用力を軸にLTVサイエンス事業を運営するBINKSの株式85%を取得し子会社化する。取得価額は25.5億円。
【主な経済指標・スケジュール】
16(火)
【国内】
12月企業物価指数(8:50)
5年国債入札
《決算発表》
ホギメディ
【海外】
独1月ZEW景況感指数(19:00)
米1月ニューヨーク連銀景気指数(22:30)
《米決算発表》
PNCファイナンシャル、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
