堅調展開か

13日の東京株式市場は、しっかりした展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万2300円-3万2800円を想定。(12日終値3万2434円00銭)
米国株は上昇。ダウ平均は189ドル高の34066ドルで取引を終えた。

きのう12日に続伸した日経平均株価は、強い地合いが継続するとみられるなか、現地12日の欧米株高もあり、買い先行スタートとなりそう。
3指数とも引け味が良く、日本株も連れ高の展開を予想する。国内もきのうTOPIXやマザーズ指数が年初来高値を更新しており、基調が強い。米国ではナスダックが1.5%高とパフォーマンスが良く、グロース株買いが盛り上がりそうだ。
ただ、現地13日からのFOMC(米連邦公開市場委員会)をはじめ、15日にECB(欧州中央銀行)理事会、15-16日に日銀金融政策決定会合が開催されることから、買い一巡後は、模様眺めムードが広がることも想定される。

為替相場は、ドル・円が1ドル=139円台の半ば(12日は139円50-51銭)、ユーロ・円が1ユーロ=150円台の前半(同150円23-27銭)と小動き。

シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比255円高の3万2675円だった。

【好材料銘柄】 

■フィット <1436> 
今期経常は11%増益、前期配当を2円増額・今期も12円継続へ。

■レカム <3323> 
電気製品部品販売を手掛けるマレーシアSin Lian Wah Electricの全株式を取得し子会社化する。

■丸千代山岡家 <3399> 
2-4月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過。5月既存店売上高は前年同月比34.1%増と増収基調が続いた。

■GA technologies <3491> 
上期最終が黒字浮上で着地・2-4月期は75%増益。

■レナサイエンス <4889> 
NEC <6701> と人工知能(AI)の医療応用に関する共同研究契約を締結。

■ピアズ <7066> 
ロールプレイング支援AIサービス「mimik」を提供する子会社Qualiagramが資本業務提携先のKandaQuantumと協働し、量子コンピューティング技術を用いた接客ビッグデータ解析・活用研究を開始。

■萩原工業 <7856> 
上期経常は一転23%増益で上振れ着地。

■トーホー <8142> 
上期経常を一転74%増益に上方修正・22期ぶり最高益、通期も増額。5月売上高は前年同月比15.6%増と増収基調が続いた。

■セイノーホールディングス <9076> 
中期ロードマップを策定。PBR1倍超の早期実現に向けてROE8%以上を目指す。未定だった今期配当は39円増配。また、発行済み株式数(自社株を除く)の11.2%にあたる2100万株(金額で300億円)を上限に自社株買いを実施するほか、6月27日付で2000万株を消却する。

■フューチャーリンクネットワーク <9241> 
uyet社と共同でVチューバーとともに地域の魅力を伝える「まちスパチャプロジェクト」のαテストを開始。

【主な経済指標・スケジュール】

13(火)
【国内】
4-6月期法人企業景気予測調査(8:50)
岸田首相による記者会見の開催予定
《決算発表》
神戸物産、ビジョナル、ヤーマン、MacbeeP、J.S.B.、スマレジ、丹青社、テンポスHD、サトウ食品

【海外】
独6月ZEW景況感指数(18:00)
FOMC(~6/14)
米5月消費者物価指数(21:30)
米30年国債入札

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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