堅調展開か

29日の東京株式市場は、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万3000円-3万3400円を想定。(28日終値3万3193円99銭)
米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が下落し、ナスダックが上昇。ダウ平均は74ドル安の33852ドルで取引を終えた。

日経平均株価はきのう28日に大幅反発した動きが継続し、買い優勢のスタートとなりそう。
日経平均はきのう5日ぶりの反発が600円を超える大幅上昇となった。下値不安が後退しており、売りを出しづらい地合いが醸成される公算が大きい。直近で大きく売られた銘柄を中心に押し目買いが活発となり、場中もしっかりとした動きが続くと予想する。

為替相場は、ドル・円が1ドル=144円台の半ば(28日は144円07-09銭)、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の半ば(同157円79-83銭)と、円安方向に振れている。引き続き、輸出関連銘柄には支えとなりそう。

ただ、米ウォール・ストリート・ジャーナルは28日、米バイデン政権がAI(人工知能)向け半導体の対中輸出で新たな規制を検討していると報じており、半導体関連には重しとして意識される場面も想定され、注意したい。

シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所清算値比100円高の3万3240円だった。

【好材料銘柄】  

■CAICA DIGITAL <2315>
暗号資産「カイカコイン」の新たなビジョンとしてブロックチェーンにおけるゲームコインを目指すことを決定。

■バルニバービ <3418>
株主優待制度を変更。新制度では毎年7月末時点で100株以上を保有する株主に対し、保有株数に応じて3000~3万円の電子チケット(お取り寄せサイトの割引コードまたはオリジナル商品との組み合わせ選択式)を贈呈する。また、1年以上継続保有する株主を対象に年4回の応募式抽選会を開催する。

■ヘッドウォータース <4011>
東証が29日売買分から信用取引の臨時措置を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。

■住友大阪セメント <5232>
上期最終を一転黒字に上方修正、通期も増額。

■技研製作所 <6289>
三井物産 <8031> と共同応募した「ブラジル国インフラ事業における超低振動・超低騒音な圧入工法のビジネス化実証事業」がJICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業に採択。

■アールビバン <7523> 
発行済み株式数(自社株を除く)の1.37%にあたる15万株(金額で1億5000万円)を上限に、6月29日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。

【主な経済指標・スケジュール】

29(木)
【国内】
5月商業動態統計(8:50)
2年国債入札
《決算発表》
高島屋、ナガイレーベ、FフォースG、銚子丸

【海外】
米1-3月期GDP確報値(21:30)
米5月NAR仮契約住宅販売指数(23:00)
EU首脳会議(~6/30)
《米決算発表》
ナイキ

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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