15日の東京株式市場は、堅調な展開が続きそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万9300円-2万9600円を想定。(12日終値2万9388円30銭)
ダウ平均は8ドル安の33300ドルで取引を終えた。米国株はさえない動きとなったが、引け味は悪くなかった。シカゴ日経平均先物は高寄りを示唆しており、日本株は円安を好感した買いが入ると予想する。
日経平均株価は前週末12日、終値ベースでの年初来高値を更新。前週末の米国株式は小幅に下落したが、前週末12日の強い地合いが継続するとみられ、好業績銘柄を中心にしっかりした動きが見込まれる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=135円台の半ば(前週末12日は134円85-87銭)と、円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=147円台の前半(同147円07-11銭)と小動き。対ドルでの円安も輸出関連銘柄への支えとなりそう。前週末シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同12日の大阪取引所清算値比155円高の2万9575円だった。
【好材料銘柄】
■オーウエル <7670>
前期経常が上振れ着地・今期は22%増益、前期配当を7円増額・今期は5円増配へ。
■長野計器 <7715>
今期経常は17%増で3期連続最高益更新へ。
■アビックス <7836>
今期経常は3.5倍増益へ。
■アルメディオ <7859>
今期経常は5%増益へ。
■青山商事 <8219>
今期経常は26%増益、前期配当を5円増額・今期は16円増配へ。
■SBI新生銀行 <8303>
SBIホールディングス <8473> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株2800円で12日終値を8.3%上回る水準。買い付け期間は5月15日から6月23日まで。
■山口フィナンシャルグループ <8418>
今期経常は36%増益、12円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の8.88%にあたる2000万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施するほか、6月30日付で2958万6000株を消却する。
■レーサム <8890>
今期経常は31%増で16期ぶり最高益、120円増配へ。
■GENOVA <9341>
今期経常は29%増で4期連続最高益更新へ。
■鈴与シンワート <9360>
今期経常は27%増で34期ぶり最高益、前期配当を10円増額・今期も40円継続へ。
【主な経済指標・スケジュール】
15(月)
【国内】
4月企業物価指数(8:50)
4月工作機械受注(15:00)
5年国債入札
《決算発表》
三菱UFJ、三井住友、リクルートHD、みずほ、SMC、ゆうちょ、ブリヂストン、日本郵政、テルモ、日ペイントH、京セラ、第一生命、エーザイ、スズキ、電通G、ヤマハ発、阪急阪神、三菱HCキャ、T&DHD、鹿島、かんぽ、近鉄GHD、日産化、住友化、千葉銀、飯田GHD、アサヒインテック、オープンハウス、パーソルHD、荏原、サンドラッグ、すかいHD、アルフレッサHD、レゾナックHD、THK、岩谷産、クレセゾン、三和HD、住友ファーマ、日光電、デサント、住友ゴム、スズケン、寿スピリッツ、コニカミノルタ、東映、第一興商、住友ベ、戸田建、トリドールHD、ダイワボHD、森永乳、ニッパツ、リゾートトラス、DIC、住信SBIネ、フリー、メニコン、共立メンテ、日化薬、ミルボン、福山運、ミライト・ワン、アウトソシング、因幡電産、ダスキン、チェンジHD
【海外】
米5月ニューヨーク連銀景気指数(21:30)
米3月対米証券投資(5/16 5:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
