19日の東京株式市場は、堅調な展開が続きそう。
日経平均株価予想レンジは、3万400円-3万1000円を想定。(18日終値3万573円93銭)
米国株は上昇。ダウ平均は115ドル高の33535ドルで取引を終えた。
日経平均株価は連日で年初来高値を更新した強い動きや、現地18日の米国株式が続伸した動きから、買い先行スタートとなろう。
外国為替市場で、ドル・円が1ドル=138円台の半ば(18日は137円81-83銭)と円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=149円台の前半(同149円06-10銭)と小動き。対ドルでの円安を評価し、輸出関連銘柄を中心に堅調な値動きが期待される。
ただ、後場の取引終了前の時間帯では、週末要因や急ピッチな上昇に対する警戒から、ポジション調整の売りで、上値が重くなることもありそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比315円高の3万905円だった。
【好材料銘柄】
■パレモ・ホールディングス <2778>
「継続企業の前提に関する注記」の記載を解消。また、営業店舗の賃貸借契約の解約等に伴う補償として24年2月期第3四半期に受取補償金1.6億円を特別利益に計上する。
■テンポイノベーション <3484>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.47%にあたる25万株(金額で2億7225万円)を上限に、5月19日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■フライトホールディングス <3753>
前期経常が上振れ着地・今期は96%増益へ。
■フジ・メディア・ホールディングス <4676>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.4%にあたる1000万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。また、中期経営計画を策定。26年3月期に営業利益400億円(23年3月期実績は314億円)を目指す。
■アーレスティ <5852>
今期経常は17倍増益、5円増配へ。
■スルガ銀行 <8358>
クレディセゾン <8253> [東証P]と資本業務提携。クレセゾンを割当先とした第三者割当による自己株式の処分を行う。クレセゾンは15.7%を保有する筆頭株主になる予定。また、発行済み株式数(自社株を除く)の18.58%にあたる3500万株(金額で220億円)を上限に自社株買いを実施する。
【主な経済指標・スケジュール】
19(金)
【国内】
4月全国消費者物価指数(8:30)
G7広島サミット(~5/21)
《決算発表》
東京海上、MS&AD、SOMPOHD、東北新社、TYK
【海外】
パウエルFRB議長とバーナンキ元FRB議長が討論会に参加
アラブ連盟首脳会議
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
