堅調展開か

7日の東京株式市場は、堅調な展開が続きそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、3万2400円-3万2800円を想定。(6日終値3万2506円78銭)

米国株は上昇。ダウ平均は10ドル高の33573ドルで取引を終えた。目新しい材料に乏しくプラス圏とマイナス圏を行き来したが、終盤に買いが入ってプラスで終えた。
きのうの日経平均は、米国株安を跳ね返して大幅高となった。6日の米国株は小動きであったが、ダウ平均がプラスを確保して終えたことは、外部環境の落ち着きと好意的に捉えられるだろう。

連日の強い地合いや、現地6日の欧米株式の上昇もあり、買い優勢のスタートとなろう。短期的な過熱感が警戒されるものの、しっかりした値動きが見込まれる。
ただ、週末の9日には株価指数数先物・オプション6月限SQ(特別清算指数)値の算出を前に、「SQ週の水曜日は荒れやすい」とのアノマリー(論理的に説明できない動き)もあり注意したい。

為替相場は、ドル・円が1ドル=139円台の半ば(6日は139円30-32銭)とやや円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=149円台の前半(同149円25-29銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比225円高の3万2645円だった。

【好材料銘柄】 

■キャンバス <4575> 
抗がん剤候補「IDO/TDO阻害剤」に関する国内特許査定を受領。

■オンコリスバイオファーマ <4588> 
胃がん・胃食道接合部がんを対象としたテロメライシンとペムブロリズマブを併用したフェーズ2試験で良好な忍容性を確認。

■クミアイ化学工業 <4996> 
今期経常を11%上方修正。

■イード <6038> 
発行済み株式数(自社株を除く)の2.99%にあたる15万株(金額で1億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月7日から7月31日まで。うち10万株を6月7日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で取得する。

■不二電機工業 <6654> 
2-4月期(1Q)経常は31%増益で着地。

【主な経済指標・スケジュール】

7(水)
【国内】
4月景気動向指数(14:00)
《決算発表》
アイル、楽天地

【海外】
中国5月貿易収支
米4月貿易収支(21:30)
米4月消費者信用残高(6/8 4:00)
OECD経済見通し公表

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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