11日の東京株式市場は、買い先行後も堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7500円-2万7900円を想定。(10日終値2万7633円66銭)
休場明けの米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が上昇した一方、ナスダックが下落。ダウ平均は101ドル高の33586ドルで取引を終えた。
日経平均株価はきのう10日に続伸した動きを受け、買い優勢スタートとなりそう。
寄り付きから25日線(27728円、10日時点)を上回る展開も想定される。先週の27500円割れでいったん売りが一巡したとの見方が強まり、高く始まった後も強い動きが続くと予想する。
外国為替市場で、ドル・円が1ドル=133円台の半ば(10日は132円06-08銭)、ユーロ・円が1ユーロ=145円前後(同144円17-21銭)で推移。円安方向に振れていることから、輸出関連銘柄には見直しの動きがみられそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所清算値比195円高の2万7865円だった。
【好材料銘柄】
■シンデン・ハイテックス <3131>
量子コンピューター向けクラウドサービスやアプリケーション開発のリーディングカンパニーであるblueqatと提携し、量子コンピューター市場へ参入する。
■SHIFT <3697>
上期経常は27%増益で上振れ着地。
■シリコンスタジオ <3907>
12-2月期(1Q)経常は9倍増益で着地。
■ステムリム <4599>
非開示だった今期経常は黒字浮上へ。塩野義製薬 <4507> へ導出済みの再生誘導医薬「レダセムチド」における急性期脳梗塞を対象とした治療薬開発に関するマイルストーンを達成。塩野義からマイルストーン・ペイメント4.5億円を受領する。また、レダセムチドの慢性肝疾患を対象とした医師主導治験(第2相試験)で主要評価項目を達成。
■北興化学工業 <4992>
12-2月期(1Q)経常は21%増益で着地。
■AppBank <6177>
クリエイタープロデュース事業などを展開するSTPRと資本業務提携。STPRを割当先とする109万8000株の第三者割当増資を実施する。発行価格は121円。
■フューチャーベンチャーキャピタル <8462>
保有するデジアラホールディングス株式の売却に伴い、24年3月期第1四半期に売却益17.1億円を特別利益に計上する。
■Jトラスト <8508>
Group Leaseへの対応に進展。シンガポール高等法院がJトラストアジアの請求を容認し、被告に対して約165億円および②れに対する利息の支払いなどを命じる判決を言い渡した。
■富士急行 <9010>
前期経常を28%上方修正。
【主な経済指標・スケジュール】
11(火)
【国内】
5年国債入札
2月工作機械受注(15:00)
《決算発表》
イオンモール、Jフロント、イオンFS、イズミ、ビックカメラ、ローツェ、DCM、U.S.M.H、竹内製作、コーナン商事、コシダカHD、ハローズ、ケーヨー、キャンドゥ、ボードルア、わらべや、アレンザHD、イートアンドH、エコス、インタアクション、ライトオン、シグマ光機、ヒマラヤ
【海外】
中国3月消費者物価指数(10:30)
中国3月生産者物価指数(10:30)
米3年国債入札
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