9日の東京株式市場は、堅調な展開となりそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万8300円-2万8700円を想定。(8日終値2万8444円19銭)
米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックは上昇。ダウ平均は58ドル安の32798ドルで取引を終えた。
日経平均株価は、フシ目の2万8000円を突破した後、投資家心理の好転もあり、きのう8日には22年9月13日以来、約半年ぶりの水準を回復した。
好地合いの継続が見込まれるが、対ドルでの円安以外に目立った手がかりがないこともあり、戻り待ちの売りに上値が重くなる場面も想定される。
SQ日が迫っている中で日本株の動きが良くなっていることもあり、売り方の買い戻しを巻き込んで下げづらく上げやすい地合いが続くと予想する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=137円台の前半(8日は137円47-49銭)、ユーロ・円が1ユーロ=144円台の後半(同144円93-97銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比200円高の2万8620円だった。
【好材料銘柄】
■ビューティガレージ <3180>
5-1月期(3Q累計)経常が7%増益で着地・11-1月期も62%増益。
■そーせいグループ <4565>
東証が15日付で東証プライムに市場区分を変更する。
■メタリアル <6182>
子会社ロゼッタがMATRIXと共同で、ChatGPTなどによるAI関連製品群を企業のビジネスソリューションとして活用するためのプラットフォーム「Metareal AI」を開発し提供を開始する。
■ABホテル <6565>
今期経常を35%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額。
■INFORICH <9338>
3月31日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施。
【主な経済指標・スケジュール】
9(木)
【国内】
日銀金融政策決定会合(~3/10)
10-12月期GDP改定値(8:50)
2月マネーストック(8:50)
2月都心オフィス空室率(11:00)
2月工作機械受注(15:00)
《決算発表》
積水ハウス、菱洋エレク、鎌倉新書、テンポスHD、アイモバイル、サトウ食品、Casa、アルチザ
【海外】
中国2月生産者物価指数(10:30)
中国2月消費者物価指数(10:30)
米30年国債入札
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
