堅調展開か

13日の東京株式市場は、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7800円-2万8100円を想定。(12日終値2万7842円33銭)

NYダウ平均は528ドル高の34005ドルと大幅高で取引を終えた。直近で売られていた反動で買いが優勢。前営業日とは真逆で、取引終盤にかけて鋭角的に上げ幅を広げた。
日経平均株価は、きのう12日に底堅く推移したことや、現地12日の米国株式が反発した動きから、買い先行スタートとなろう。
上昇スタートが見込まれるが、2万8000円台に乗せてくるようなら、そこからの上値追いには慎重になると予想する。

為替相場は、ドル・円が1ドル=137円台の半ば(12日は136円68-70銭)、ユーロ・円が1ユーロ=145円前後(同143円87-91銭)と円安方向に振れている。手がかり材料に乏しいなか、円安を受け、輸出関連銘柄を中心にしっかりした展開が見込まれる。

シカゴ日経平均先物の円建て清算値は12日の大阪取引所清算値比225円高の2万7995円だった。

【好材料銘柄】

■フィット <1436> 
株主優待制度を導入。毎年4月末時点で200株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて1000~3000円分のクオカードPayを贈呈する。また、200株以上を2年以上継続保有する株主には長期保有優待制度としてクオカードPay1000円分を追加する。上期経常は34%減益で着地。通期計画に対する進捗率は58%。

■学情 <2301> 
今期経常は13%増で2期連続最高益、前期配当を6円増額・今期は5円増配へ。

■グッドコムアセット <3475> 
今期経常は9%増で6期連続最高益、実質増配へ。

■チエル <3933> 
キヤノンITソリューションズと資本業務提携。小中高向け学校情報システムの創出などで連携する。

■ラクスル <4384> 
8-10月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。発行済み株式数(自社株を除く)の0.38%にあたる11万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。また、1月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。

■アクシージア <4936> 
8-10月期(1Q)経常は43%増益で着地。

■POPER <5134> 
今期経常は黒字浮上へ。

■萩原工業 <7856> 
今期経常は7%増益、14円増配へ。25年10月期に経常利益33億円(22年10月期実績は16.8億円)を目指す中期経営計画を策定。また、米国にメルタックの製造・販売子会社を設立する。

■明和地所 <8869> 
株主優待制度を導入。毎年3月末時点で600株以上を保有する株主を対象に、株主優待ポイント(保有株数に応じて4000~5万ポイント)を付与する。

【主な経済指標・スケジュール】

13(火)
【国内】
《決算発表》
ヤーマン、正栄食、3Dマトリックス

【海外】
独12月ZEW景況感指数(19:00)
米11月消費者物価指数(22:30)
米30年国債入札
FOMC(~12/14)

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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