31日の東京株式市場は堅調展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万600円-2万900円。
為替はややアゲインストではあるが、米国株がFOMCを通過して強い動きを見せたことから、東京株式市場でもこれを好感した流れになるだろう。
買い一巡後は、19年3月期第3四半期(18年4-12月)決算が本格化し、業績予想の上方修正と下方修正が混在するなか、選別物色の色合いが強まりそう。
直近でキャタピラーやエヌビディアの急落を受けて売られた銘柄を中心に買い戻しが入り、全体もしっかりした地合いが続くと予想する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円前後(30日終値は109円31-33銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の前半(同124円95-99銭)と円安方向にある。対ドルでの動きに神経質な展開となることも予想される。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所終値比180円高の2万790円だった。
【好材料銘柄】
■メディカル・データ・ビジョン<3902>
メディパルホールディングス <7459> と資本業務提携。医療情報ポータルサイト「Clinical Cloud by MEDIPAL」の構築で協業する。資本面ではメディパルが同社子会社DoctorBookの発行済み株式数の23%を取得する。
■アンリツ <6754>
今期税引き前を57%上方修正、配当も5円増額。
■アドバンテスト <6857>
今期税引き前を17%上方修正、配当も13円増額。
■コタ<4923>
3月31日現在の株主を対象に1→1.1の株式分割を実施。今期経常を一転2%増益に上方修正・最高益更新へ。
■FDK<6955>
4-12月期(3Q累計)経常は3倍増益・通期計画を超過。
■アイエックス・ナレッジ<9753>
4-12月期(3Q累計)経常は55%増益・通期計画を超過。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
31(木)
日銀金融政策決定会合の主な意見(1/22~23開催分)
12月鉱工業生産(8:50)
12月住宅着工統計(14:00)
2年国債入札
《決算発表》
任天堂、野村HD、JAL、KDDI、アステラス薬、第一三共、日通、ヤクルト、ALSOK、東ガス、味の素、ハウス食G、LINE、小林製薬、TOTO、ガイシ、コマツ、住友重、富士電機、エプソン、ファナック、村田製、日野自、東エレク、日立ハイテク、アコム、京成、中部電、関西電、コナミHD、日清粉G、大日住薬、日東電、りそなHD、三井住友、みずほ、大ガス、中外薬、ZOZO、富士通、SBI
【海外】
中国国家統計局製造業PMI(10:00)
米12月個人所得(22:30)
米12月個人支出(22:30)
米1月シカゴ購買部協会指数(23:45)
《米決算発表》
Amazon.com、、ゼネラル・エレクトリック、ユナイテッド・パーセル・サービス、アフラック、シマンテック、マスターカード、イーストマン・ケミカル、セルジーン、ダウ・デュポン、ノースロップ・グラマン、バクスター、MSCI、イートン・コーポレーション、パーカー・ハネフィン、パーキンエルマー
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
