12日の東京株式市場は、続伸後も堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万8100円-2万8500円を想定。(9日終値2万8214円75銭)
先週末の米国株は上昇。ダウ平均は377ドル高の32151ドルで取引を終えた。
前週末9日のしっかりした動きや、現地9日の米国株式が3日続伸となったことから、買い先行スタートとなりそう。
ただ、買い手がかりに乏しいなか、前週7日の安値(2万7268円)から同9日の高値(2万8286円)まで、1000円超の上昇をみせており、買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値が重くなる場面もありそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=142円台の半ば(前週末9日は142円35-37銭)、ユーロ・円が1ユーロ=143円台の半ば(同143円71-75銭)と小動き。
なお、9月の配当落ちが220円程度見込まれており、CMEは9月の権利落ち日まではその分、見た目の水準が押し下げられる。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同9日の大阪取引所清算値比195円高の2万8195円だった。
【好材料銘柄】
■ニッソウ <1444>
前期経常を16%上方修正・2期ぶり最高益更新へ。
■日本駐車場開発 <2353>
今期経常は21%増で2期連続最高益、0.25円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.25%にあたる400万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。
■ランドネット <2991>
今期経常は23%増で3期連続最高益、前期配当を6.5円増額・今期は4.75円増配へ。
■アールエイジ <3248>
今期経常を30%上方修正、配当も2円増額。
■クロスプラス <3320>
上期経常を一転黒字に上方修正。
■カネカ <4118>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.42%にあたる230万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は9月12日から23年3月24日まで。
■ステラファーマ <4888>
悪性黒色腫と血管肉腫を対象としたBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の国内第1相臨床試験の主要評価に関する観察期間が完了。試験の結果、治療の安全性と実施した照射線量に関する忍容性が認められた。また、奏効率は60%と高い結果が得られた。
■鎌倉新書 <6184>
上期経常が14%増益で着地・5-7月期も59%増益。
【主な経済指標・スケジュール】
12(月)
【国内】
8月工作機械受注(15:00)
《決算発表》
神戸物産、正栄食、シーアールイー、JMHD、巴工業、稲葉製作、スマレジ、アイ・ケイ・ケイ、学情、萩原工業
【海外】
米3年国債入札
米10年国債入札
休場:中国、香港(中秋節)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
