16日の日経平均株価は反発後、もみ合いとなりそう。
日経平均株価予想レンジは、2万6400円-2万6600円を想定。
6月のFOMCでは政策金利が0.75%引き上げられた。大幅な利上げとなったが、直前でその可能性を織り込み株価も調整していたことから、ネガティブな反応は限定的。ダウ平均は結果発表後に瞬間的に下げに転じたが、すぐに切り返して終盤には上げ幅を拡大。303ドル高の30668ドルで取引を終えた。米国株がFOMCを受けて上昇したことから、これを好感した買いが入ると予想する。
ただ、買い手がかり難のなか、きょう16日から17日にかけて、日銀の政策決定会合が行われる。きのう15日に、債券市場で値動きの荒い展開がみられたこともあり、決定会合の内容を確認したいとして、様子見姿勢が強まる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=134円トビ台(15日は134円70-71銭)、ユーロ・円が1ユーロ=140円前後(同140円97銭-141円01銭)と、円高方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比230円高の2万6510円だった。
【好材料銘柄】
■キャンバス <4575>
膵臓がん3次治療を対象として米国で実施している「CBP501」臨床第2相試験ステージ1の3剤併用投与群で奏効(がんの縮小)を確認。
■ステラファーマ <4888>
住友重機械工業 <6302>が製造・販売するホウ素中性子捕捉療法(BNCT)用加速器の海外での導入に向けて、住友重と新たにパートナーシップ契約を締結。
■クックビズ <6558>
今期経常を2.2倍上方修正。
■ベビーカレンダー <7363>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.93%にあたる4万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月16日から12月31日まで。
■シュッピン <3179>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.43%にあたる30万株(金額で4億2000万円)を上限に、6月16日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■タメニー <6181>
滋賀県からオンライン婚活支援センターの運営を受託。また、滋賀県へAIを活用した結婚支援システム「parms」を提供する。
■ピープル <7865>
5月売上高は前年同月比3.2倍の7.9億円。
■ヤマトホールディングス <9064>
発行済み株式数の2.25%にあたる875万0700株の自社株を消却する。消却予定日は6月23日。
■小僧寿し <9973>
株主優待制度を新設。毎年6月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、優待割引カード(割引率は保有株数に応じて3~10%)を贈呈する。また、アスラポートと檜垣周作氏を割当先とする第三者割当増資を実施する。
【主な経済指標・スケジュール】
16(木)
日銀金融政策決定会合(~6/17)
5月貿易収支(8:50)
【海外】
英国金融政策発表
米5月住宅着工件数(21:30)
米6月フィラデルフィア連銀景気指数(21:30)
《米決算発表》
アドビ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
