12日の東京株式市場は、堅調展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万1400円-2万1900円を想定する。
前週末9日の米国株式は大幅高を演じ、ナスダック総合指数が史上最高値を更新した。
米雇用統計が通過し市場は落ち着きをみせてくるだろう。
朝方は、米国株高を好感し買いが先行するとみられる。
ただ、前週末9日は戻り待ちの売りに押され、上値の重さが意識されていたことや、買い手掛かりに乏しいこともあり、伸び悩む場面も想定される。
地政学リスクは、米朝首脳会談が行われるとみられる5月までは小康状態だろう。
一方で、森友学園への国有地売却をめぐり、国内政治不安が高まる状況には注意が必要。
期末で機関投資家の積極的な売買は手控えられる可能性がある。
為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の後半(前週末9日終値106円69-70銭と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所終値比345円高の2万1695円だった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
21695 ( +345 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
21760 ( +410 )
( )は大阪取引所終値比
【好材料銘柄】
■サムコ <6387>
今期経常を64%上方修正。
■アールエイジ <3248>
11-1月期(1Q)経常は4倍増益で着地。
■石原ケミカル <4462>
東証が石原ケミを16日付で市場1部に指定替えする。
■東京日産コンピュータシステム <3316>
4月30日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施。最低投資金額は現在の5分の1に低下する。
■アマガサ <3070>
今期経常は2倍増益へ。
■ニチダイ <6467>
東証が12日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を70%以上[うち現金40%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
■フィンテック グローバル <8789>
日本における「ムーミン」のライセンスを一括管理する新会社を設立。
【主な経済指標・スケジュール】
12(月)
1-3月期法人企業景気予測調査(8:50)
2月工作機械受注(15:00)
《決算発表》
学情、カイカ、Bガレージ、コーセーアールイ、ポールHD、シーズHD、萩原工業、菱洋エレク、トーホー、シルバーライフ
【海外】
米2月財政収支(3/13 3:00)
米3年国債入札
米10年国債入札
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
