28日の東京株式市場は堅調展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万3800円-2万4100円。
シカゴ日経平均先物からは2万4000円近辺からのスタートが想定される。
米国株式が反発している上に、為替市場では円安が進行している。ドル円は、113円30銭近辺で推移しており、昨年12月以来の高値を更新する場面もあった。これらの動きを好感して、買い優勢の展開を予想する。
日経平均株価は1月23日の年初来高値(2万4124円15銭)を意識する場面もありそう。
市場では「きのうの下げは、連騰していただけに調整が入るのは当然の動き」との声も聞かれ、上げ基調に変化はなさそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の半ば(27日終値112円60-61銭)と円安に振れ、ユーロ・円が1ユーロ=131円台の後半(同131円77-81銭)と小動き。対ドルで円安に傾いていることを受け、輸出関連銘柄に物色の矛先が向かいそうだ。
ただ、9月中間期末で週末と月末も重なることから、取引終了近くには模様眺めムードが広がる可能性もある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所終値比185円高の2万4015円だった。
【好材料銘柄】
■ランドコンピュータ <3924>
株主優待制度を変更。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数と期間に応じて2500ポイント~1万6500ポイントの株主優待ポイントを付与する。ポイントは専用サイトで食品や電化製品、ギフトなどと交換できる。現行は100株以上保有株主に対し一律クオカード2000円分を贈呈。
■ストライク <6196>
今期経常は17%増で5期連続最高益、2円増配へ。
■レオパレス21 <8848>
発行済み株式数の3.09%にあたる780万株の自社株を消却する。消却予定日は10月15日。
■安川情報システム <2354>
上期経常は2.5億円で着地。
■JALCOホールディングス <6625>
宅地建物取引業免許証を取得し、新たに不動産売買に関する事業を開始。
■NaITO <7624>
上期経常が17%増益で着地・6-8月期も27%増益。
■MS&Consulting <6555>
東証本則市場への市場変更申請を実施。
■ユナイテッド <2497>
スマートフォン向けアプリの開発を手掛けるトライフォートの株式を取得し子会社化する。議決権ベースで75%の株式を約36億円で取得する。
■CYBERDYNE <7779>
日本医療研究開発機構(AMED)が公募した「ロボット介護機器開発・標準化事業(開発補助事業)」に採択され交付決定。
研究開発テーマは「高齢者の歩行機能の維持・向上のための衣服型HALの研究開発」。補助金額は総額2.7億円。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
28(金)
8月有効求人倍率(8:30)
8月完全失業率(8:30)
9月都区部消費者物価指数(8:30)
8月鉱工業生産(8:50)
8月商業動態統計(8:50)
2年国債入札
《決算発表》
トライステージ、ソーバル、アダストリア、ハローズ、トシンG、パレモ・HD、ハニーズHLD、DCM、テクノアルファ、大光、クラウディアH、岡山製紙、パイプドH、ERIHD、ハイデ日高、スギHD、宝印刷、ケーヨー、ヤマシタヘルケア、日プロセス、ジャステック、タキヒヨー
【海外】
米8月個人所得・個人支出(21:30)
米9月シカゴ購買部協会景気指数(22:45)
《米決算発表》
カーニバルコープ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
