27日の東京株式市場は、堅調な展開となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万2500円-2万2700円を想定する。
現地24日のNY株式は、短縮取引ながら、ナスダック総合指数が連日で史上最高値を更新。手掛かり材料に乏しい東京市場だが、企業業績への期待感は継続しており、米国株高を追い風に上値を試す場面もありそう。また、米年末商戦の動向も材料視されることになり、これが相場の押し上げ要因として意識されそうだ。
テクニカル面では5日線(2万2498円)や25日線(2万2300円)がサポートになると期待でき、下げづらい地合いが続くだろう。
物色対象も主力大型株から、相対的に出遅れているセクターや中小型株に資金がシフトしやすいだろう。
週明けのドル円は111円36銭まで下押した後は111円半ばで動意が鈍っている。先週23日に111円07銭まで下押し、9月18日以来の安値を付けてから下げ渋っているものの、戻りの鈍い動きが続いている。
24日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所終値比70円高の2万2650円だった。
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
22650 ( +70 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
22655 ( +75 )
( )は大阪取引所終値比
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り900万株、買い560万株で、差し引き340万株の売り越し。売り越しは6営業日ぶり。金額も売り越し。売りセクターに、食品、電力、通信、情報通信、化学、精密、銀行など。買いセクターに、石油、陸運、機械、電機、化学、小売など。
【好材料銘柄】
■アゼアス <3161>
上期経常を一転2.4倍増益に上方修正。
■ケアサービス <2425>
上海金盛隆養老服務有限公司、リブラと業務提携し、中国で介護施設の経営コンサルティングを展開する合弁会社を設立する。同社の出資比率は30%で持分法適用会社となる。合弁会社では3年後に売上高50億円、担当施設のベッド数1万を目指す。
■マイネット <3928>
東証がマイネットを12月1日付で市場1部に市場変更する。
■アンジェス <4563>
重症虚血肢を対象としたHGF遺伝子治療薬について、準備が整い次第、再生医療等製品の製造販売承認申請を行う。医師主導型臨床研究で申請が可能となる結果を得た。
【東証1部に市場変更】
(24日大引け後 発表分)
■マイネット <3928> [東証M]
東証はマイネットを12月1日付で東証1部に市場変更する。
【主な経済指標・スケジュール】
27(月)
10月企業向けサービス価格指数(8:50)
《決算発表》
プラネット、DyDo、ウチダエスコ、タカショー
【海外】
米10月新築住宅販売件数(11/28 0:00)
米2年国債入札
米5年国債入札
米サイバーマンデー
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
