3日の日経平均株価は、堅調な展開が続きそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万2300円-2万2700円。
好地合いが継続するなか、現地2日の欧米株式が上昇した動きもあり、買い優勢のスタートとなろう。一方、これまでの急ピッチな相場上昇で日経平均株価は25日移動平均線とのカイ離率がプラス8.9%となり、前日の同8.3%からさらに拡大していることから、短期的な過熱感を警戒する動きには注意したい。投資家の買い疲れ感も出始めているとみられ、上値では利益確定売りも出やすいだろう。
日経平均は前日の終値(2万2325円)を300円ほど上回る2万2600円程度への上昇を見込む声があった。
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の半ば(2日終値は107円78-79銭)、ユーロ・円が1ユーロ=121円台の前半(同119円93-97銭)と、円安方向に振れていることも支えになるとみられる。
ただ、
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所終値比280円高の2万2650円だった。
日程面では、きょうは6月の日銀当座預金増減要因見込みなど。海外では1~3月期の豪GDP、5月の財新中国非製造業PMI、5月の独失業率、4月のユーロ圏失業率、5月のADP全米雇用レポート、5月の米ISM非製造業景況感指数など。
【好材料銘柄】
■クシム <2345>
システムエンジニアリングサービスにおけるエンジニア派遣の商談を、オンライン動画で可能とするマッチングサービスの提供を開始。
■グローバル・リンク・マネジメント<3486>
不動産ファンド事業とアセットマネジメント事業に参入する。スターアジアグループと不動産流動化事業に関する合意書を締結。
■シャノン <3976>
ブイキューブ <3681> と企業のオンラインセミナー実施を支援するサービス連携を提供開始。
■医学生物学研究所<4557>
新型コロナウイルス検査試薬「MEBRIGHT SARS-CoV-2 キット」の唾液を用いた検査の承認を取得。
■カイオム・バイオサイエンス<4583>
ヒトADLibシステムを構成するヒト抗体を産生する細胞に関連する日本特許査定通知を受領。
■アイサンテクノロジー<4667>
トヨタマップマスター、三英技研と共同で「走行軌道生成装置、走行軌道生成方法、走行軌道生成プログラム、及び、記録媒体」の特許を取得。
■リプロセル<4978>
新型コロナウイルスのワクチンや治療法、検査法の開発に用いる研究用生体試料サンプルの供給を開始する。
■キャリア<6198>
東京大学と共同研究を開始。シニアの生活習慣や行動特性のデータを用いて、より良い働き方の提案と新たなシニア向けサービスの開発を目指す。
■アステリア<3853>
サイボウズ <4776> が提供する「Garoon」とASTERIA Warpの連携を可能とする「Garoon アダプター」を販売開始。
■BASE<4477>
ユニバーサルミュージックが提供するアーティスト支援総合プラットフォーム「ARTIST BASE」を通じて、アーティストのネットショップ開設・運営支援を開始。
■みらかホールディングス<4544>
唾液を用いた新型コロナウイルスPCR検査を受託。
■ラクオリア創薬 <4579>
5-HT4部分作動薬の胃不全麻痺治療に関する国内特許査定を取得。
■AGC <5201>
アストラゼネカから米国バイオ医薬品原薬製造工場を買収。
【主な経済指標・スケジュール】
3(水)
【国内】
《決算発表》
内田洋、ウチダエスコ、三光MF、ティーライフ
【海外】
中国5月財新サービス部門PMI(10:45)
ユーロ圏4月失業率(18:00)
米5月ADP全米雇用リポート(21:15)
米5月ISM非製造業指数(23:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
