堅調な展開

7月1日の東京株式市場は反発後、堅調な展開となりそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万1300円-2万1600円。
注目された29日に行われた米中首脳会談では、貿易協議再開で合意がなされたほか、米国は3000億ドル(約33兆円)分の追加関税措置を先送りすることを決定した。
また、米企業による中国ファーウェイへの部品供給を認める方針に転換したことで、当面は両国の対立が後退するとみられ、関連銘柄を見直す動きが強まりそうだ。
また、板門店での米朝首脳会談も実現しており、国際情勢に対する警戒が相当程度改善すると見込まれる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の前半(前週末6月28日終値は107円63-65銭)、ユーロ・円が1ユーロ=123円台の前半(同122円56-60銭)と円安に振れていることも支えとなりそう。
 
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同28日の大阪取引所終値比85円高の2万1305円だった。
 
 
 
【好材料銘柄】
 
■アダストリア <2685>
3-5月期(1Q)経常は3.8倍増益で着地。
 
■岡山製紙 <3892>
前期経常を34%上方修正、配当も1円増額。
 
■日本オラクル <4716>
19年5月期の経常利益(非連結)は前の期比11.3%増の622億円に伸び、8期連続で過去最高益を更新した。9期連続増収、8期連続増益となった。なお、20年5月期の業績見通しは開示しなかった。
同時に、従来未定としていた前期の期末一括配当を136円実施するとし、今期の年間配当は未定とした。
 
■ゲオホールディングス <2681>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.51%にあたる154万株(金額で20億2000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は7月1日から20年3月24日まで。
 
■ミクシィ <2121>
スマホフォトプリント事業を手掛けるスフィダンテの全株式を取得し子会社化する。
 
■ソーバル <2186>
3-5月期(1Q)経常は16%増益で着地。
 
■DCMホールディングス <3050>
3-5月期(1Q)経常は12%増益で着地。
 
■ツルハホールディングス <3391>
6月既存店売上高は前年同月比2.3%増。
 
■ディー・エル・イー <3686>
出資案件の解約に伴い、19年6月期第4四半期に出資金償還益1.2億円を特別利益に計上する。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
【国内】
1(月)
6月日銀短観(8:50)
6月新車販売台数(14:00)
6月軽自動車新車販売台数(14:00)
路線価公表
《決算発表》
象印、ダイセキソリュ、日フイルコン、ダイセキ
 
【海外】
世界経済フォーラム主催の夏季ダボス会議(~7/3 中国・大連)
OPEC定例総会
米6月ISM製造業景気指数(23:00)
米5月建設支出(23:00)
休場:カナダ、香港
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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