13日の東京株式市場は、堅調な展開が期待される。
日経平均株価の予想レンジは、2万700円-2万1000円。
きのう12日の強い地合いや、欧米株高を受け、朝方は買い先行のスタートとなりそう。
日経平均はきのう先んじて大きく上昇している分、好反応は限定的とはなりそうだが、米国株が好材料に対してしっかり買いで反応し、ドル円も円安基調が続いていることから、良好な地合いが続くと予想する。
心理的なフシ目の2万1000円近辺では、戻り待ちの売りが控えているとみられ、上値の重さが意識される場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の半ば(12日終値は110円61-63銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の前半(同124円81-85銭)と円安に振れている。対ドルでの落ち着きもあり、輸出関連銘柄には支えとなることが見込まれる。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所終値比40円高の2万920円だった。
【好材料銘柄】
■システム情報 <3677>
10-12月期(1Q)経常は71%増益で着地。
■石原産業 <4028>
今期経常を一転18%増益に上方修正。
■アンジェス <4563>
重症虚血肢を対象としたHGF遺伝子治療薬のイスラエルにおける販売でカマダ社と基本合意。
■TYK <5363>
今期経常を14%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■SECカーボン <5304>
4-12月期(3Q累計)経常が17倍増益で着地・10-12月期も11倍増益。
■アピックヤマダ <6300>
新川 <6274> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株570円で12日終値を24.4%上回る水準。買い付け期間は未定。
■日本金銭機械 <6418>
今期経常を13%上方修正。
■ディーエムソリューションズ<6549>
今期経常を一転78%増益に上方修正・2期ぶり最高益更新へ。
■MRT <6034>
今期税引き前を一転2.5倍増益に上方修正。
■テノ.ホールディングス <7037>
今期経常は25%増で4期連続最高益、23円で初配当へ。
■カブドットコム証券 <8703>
KDDI <9433> が子会社LDFを通じてTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株559円で12日終値を5.7%上回る水準。買い付け期間は未定。
■リリカラ <9827>
今期経常は4.7倍増益、9期ぶり6円で復配へ。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
13(水)
1月企業物価指数(8:50)
5年国債入札
《決算発表》
クラレ、日揮、東芝、光通信、近鉄GHD、サッポロHD、マツモトキヨシ、ロート、ペプチド、日ペイントH、ライオン、ポーラオルHD、昭和シェル、住友ゴム、ダイキン、アサヒインテック、大日印、アシックス、イオンFS、ソニーFH、住友不、セイノーHD、ホシザキ
【海外】
米1月消費者物価指数(22:30)
米12月財政収支(2/14 4:00)
《米決算発表》
シスコシステムズ、ヒルトン、インターパブリック・グループ・オブ・カンパニーズ、プログレッシブ・コープ、MGMリゾーツ・インターナショナル、エクイニクス、アメリカン・インターナショナル・グループ、ネットアップ、インターナショナル・フレバー・アンド・フレグランス
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
