堅調な展開が期待される

29日大納会の東京株式市場は、堅調な展開が期待される。
日経平均株価の予想レンジは、2万2700円-2万2900円を想定する。
日足チャートの日経平均は25日線(22730.32円)と5日線(22885.96円)とのレンジ内での推移になりそうだ。煮詰まり感はあるが、もち合いレンジを突破するだけの手掛かり材料に欠けるところである。
値動きの軽い銘柄での短期的な値幅取り狙いの流れが中心になりそうである。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の後半で推移している。きのう28日は対ドルで円高に振れたことが嫌気され、売り優勢の展開となったが、ドル・円相場の落ち着きから買い戻しの動きも見込まれる。
 
28日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所終値比10円高の2万2790円だった。
 
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り320万株、買い240万株で、差し引き80万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額も売り越し。売りセクターに、電機、陸運、保険など。買いセクターに、電機、自動車部品、ETFなど。
 
 
【好材料銘柄】
■三機サービス <6044>
上期経常を一転42%増益に上方修正・最高益更新へ。
 
■ナイガイ <8013>
株主優待制度を新設。毎年1月末時点で100株以上を6ヵ月以上継続保有する株主を対象に、保有株数に応じて1000円~1万円相当の自社商品詰め合わせを贈呈する。
 
■立花エレテック <8159>
今期経常を15%上方修正・2期ぶり最高益、配当も2円増額。
 
■北恵 <9872>
今期経常は1%増益、前期配当を6円増額・今期は1円増配へ。
 
■ソーバル <2186>
3-11月期(3Q累計)経常が18%増益で着地・9-11月期も34%増益。
 
■ラクオリア創薬 <4579>
導出先の韓国・CJヘルスケアと胃食道逆流症治療薬「tegoprazan」のライセンス地域拡大契約を締結。また、CJ社が出願したtegoprazanの結晶形に関する特許の独占実施権を取得する契約も結んだ。
 
■日本プロセス <9651>
上期経常は2.3倍増益で上振れ着地。
 
■ナノキャリア <4571>
11月にライセンス契約を結んだイスラエルのVBL Therapeutics社が遺伝子治療薬「VB-111」について、プラチナ耐性卵巣がん(骨盤腔内の悪性腫瘍)の承認申請根拠となる第3相試験を開始。あわせて第1例目の患者を登録した。
 
【主な経済指標・スケジュール】
29(金)
大納会
《決算発表》
シベール、きょくと
 
【海外】
米12月シカゴ購買部協会景気指数(23:45)
休場:韓国

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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