14日の日経平均株価は、前日比164円62銭高の2万6643円39銭と続伸して取引を終えた。外国為替市場で、円がドルに対して円安に振れたことをきっかけに、輸出関連銘柄を中心に物色され、日経平均株価は一時230円を超える上昇をみせた。
米国株はCPIを受けて下落したが、日経平均株価は上昇。米国株も下げはしたが底堅かったと言えるだけに、6月CPIが相当強いということは十分織り込みが進んでいたのだろう。目先の焦点は、7月FOMC(7/26~27)の利上げ幅が0.5%なのか0.75%なのか1%なのかということになるだろう。
15日の東京株式市場は、堅調な展開となりそう。
終値ベースで25日移動平均線(14日時点で2万6480円)と、5日移動平均線(同2万6557円)を上抜き、投資家心理の好転も期待されることから、再度、上値にチャレンジ場面もありそう。市場では「手がかり材料に乏しく、為替頼みの動きのなか、週末要因や3連休で利益確定売りには注意したい」との声が聞かれた。
■上値・下値テクニカル・ポイント(14日現在)
27381.20 均衡表雲上限(日足)
27322.88 ボリンジャー:+2σ(25日)
27319.54 ボリンジャー:+1σ(13週)
27038.93 均衡表雲下限(日足)
26954.99 均衡表基準線(日足)
26954.99 均衡表転換線(週足)
26901.64 ボリンジャー:+1σ(25日)
26884.23 75日移動平均線
26880.26 26週移動平均線
26772.47 13週移動平均線
26686.04 均衡表基準線(週足)
26643.39 ★日経平均株価14日終値
26546.47 6日移動平均線
26504.00 均衡表転換線(日足)
26480.40 25日移動平均線
26225.40 ボリンジャー:-1σ(13週)
26208.88 ボリンジャー:-1σ(26週)
26059.16 ボリンジャー:-1σ(25日)
25771.22 新値三本足陰転値
25678.34 ボリンジャー:-2σ(13週)
25637.92 ボリンジャー:-2σ(25日)
25537.50 ボリンジャー:-2σ(26週)
25216.68 ボリンジャー:-3σ(25日)
25131.27 ボリンジャー:-3σ(13週)
ローソク足は中陽線で終了。終値は5日と25日の各移動平均線を再び上回った。上向きの5日線は25日線を下から上に抜いた。25日線は下向きのため厳密にはゴールデンクロスではないが、地合い好転のサインと解釈できよう。ローソク足では、前日陽線の胴体部分が本日陽線の胴体部分に収まる「陽の陽抱き」を示現し、一目均衡表で転換線が上向いたことと併せて、足元の強い買い圧力を窺わせた。
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