堅調な展開か

 
 
10日の日経平均株価は反発後、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万4900円-2万5500円を想定。
NYダウ平均は653ドル高の33286ドルで取引を終えた。要人発言から産油国の増産期待が高まったことで、原油価格が急落。商品高への過度な警戒が大きく後退し、エネルギー株を除く幅広い銘柄に買いが入った。
 
日経平均株価は、きのうまで4日続落していた反動や、現地9日の欧米株式が上昇した流れなどから、買い先行スタートとなろう。直近の下げに対する押し目買いが活発になるだろう。ショートカバーの買いも巻き込み、それなりに値幅は出ると見込まれる。
ただ、手がかり材料難のなか、戻り待ちの売りも控えているとみられることから、上値が重くなる場面もありそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=115円台の後半(9日は115円88-89銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の前半(同126円50-54銭)と円安方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比645円高の2万5395円だった。
 
 
 
【好材料銘柄】 
 
■メドレックス <4586>
米国でマイクロニードル貼付剤に関する特許査定を受領。
 
■ハウテレビジョン <7064>
今期経常は6.4倍増で3期ぶり最高益更新へ。
 
■レーサム <8890>
今期経常を32%上方修正、配当も8円増額。
 
■FRONTEO <2158>
自社開発AIエンジン「Concept Encoder」で発生が予測されるリスクの改善策を示す機能「Concept Encoder Optimizer」の国内特許を取得。
 
■サトウ食品 <2923>
非開示だった今期経常は18%増で2期連続最高益、未定だった配当は6円増配。
 
■ニッパツ <5991>
川崎市に保有する固定資産(ゴルフ練習場)の売却に伴い、22年3月期第4四半期に売却益260億円を特別利益に計上する。
 
■アイドマ・ホールディングス <7373>
AI定性与信技術を活用したFintechサービスを展開するH.I.F.と資本業務提携。
 
■GFA <8783>
メタバース空間「CLUB CAMELOT」を北米VRプロダクションのSequinと共同でリニューアルする。
 
■イチネンホールディングス <9619>
今期配当を3円増額修正。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
10(木)
2月企業物価指数(8:50)
2月都心オフィス空室率(11:00)
20年国債入札
《決算発表》
積水ハウス、菱洋エレク、ステムリム、テンポスHD、楽天地、鎌倉新書、サムコ、神島化、シルバーライフ、トーホー、Casa、ギグワークス、トビラシステム、不二電機、トップカルチャ
 
【海外】
ECB定例理事会(ラガルド総裁記者会見)
米2月消費者物価指数(22:30)
米2月財政収支(3/11 4:00)
EU首脳会議(~3/11)
米30年国債入札
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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