30日の日経平均株価は、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7900円-2万8500円を想定する。
NYダウ平均は338ドル高の35294ドルで取引を終えた。ロシアがウクライナの首都キエフにおける軍事活動を縮小すると発表。停戦への期待が高まり、幅広い銘柄が上昇した。
きのう29日の強い動きに加え、現地29日の欧米株式が上昇したこともあり、買い優勢のスタートとなりそう。直近では200日移動平均線(29日時点で2万8265円)が上値を抑える格好となっているが、同線を突破できるがポイントになりそう。
きょうは3月決算銘柄の配当落ち日となるが、先行きの方向性を判断する上で、配当落ち分(日経平均株価で推定235円程度)を即日で埋めることができるかが、注目される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=122円台の後半(29日は123円57-59銭)と円高方向にフレる一方、ユーロ・円が1ユーロ=136円台の前半(同135円92-96銭)と円安に傾いている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比420円高の2万8340円だった。
【好材料銘柄】
■インターライフホールディングス <1418>
前期経常を4.8倍上方修正。
■パレモ・ホールディングス <2778>
今期最終は黒字浮上へ。また、中経営計画を策定。25年度に売上高200億円(22年2月期計画は177億円)、営業利益9億円(同3.5億円)を目指す。
■ズーム <6694>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.2%にあたる5万株(金額で7500万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月1日から5月25日まで。
■IMAGICA GROUP <6879>
今期経常を28%上方修正・10期ぶり最高益更新へ。
■オンコリスバイオファーマ <4588>
がん検査薬テロメスキャンを用いたがん細胞自動検出ソフトをCYBO社と共同開発。
■双葉電子工業 <6986>
孤立地域へのドローン物資搬送の実証実験を実施。
■FPG <7148>
海上輸送用コンテナを対象とした、過去最大規模となる総額376億円のリースファンドを組成。
■ヒマラヤ <7514>
上期経常が41%増益で着地・12-2月期も2倍増益。
【主な経済指標・スケジュール】
30(水)
2月商業動態統計(8:50)
《決算発表》
クスリのアオキ、西松屋チェ、マルマエ
【海外】
米3月ADP全米雇用リポート(21:15)
米10-12月期GDP確報値(21:30)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
