23日の日経平均株価は、続伸後も堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万8400円-2万8800円を想定。
NYダウ平均は261ドル高の35753ドルで取引を終えた。米国株高を好感した買いが入ると予想する。3指数とも終盤にかけて買いの勢いが強まっており、引け味が良い。欧州株も強く、世界的にリスク警戒ムードが和らいでいる。
きのう22日に小幅ながら続伸した動きや、現地22日の欧米株式が上昇した流れを受け、買い優勢のスタートとなろう。2万9000円に向けて緩やかに水準を切り上げていく流れとなるだろう。
ただ、欧米投資家のクリスマス休暇入りで、22日の東証1部の売買代金は1兆9894億円と、ほぼ5カ月ぶりに2兆円の大台を割り込んだ。市場エネルギーの縮小から、見送りムードが広がる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の前半(22日は114円14-16銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同128円60-64銭)と円安方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所清算値比230円高の2万8670円だった。
【好材料銘柄】
■ユニカフェ <2597>
設立50周年記念優待を実施。21年12月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、特製「ドリップバッグスタンド」と50周年記念コーヒー製品を贈呈する。
■メディカル・データ・ビジョン <3902>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.05%にあたる80万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施。また、SBI損害保険と業務提携し、診療データを活用した保険商品の開発に着手する。このほか、SBIホールディングス <8473> がMDV株を追加取得、議決権比率は25.0%となる。
■ラキール <4074>
今期経常を34%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■ワンキャリア <4377>
今期経常を16%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■ピーエイ <4766>
インパクト投資プラットフォーム「セキュリテ」を運営するミュージックセキュリティーズ、日本最大級のトレーラーハウス専門会社パークホームズとそれぞれ業務提携。
■サイジニア <6031>
1月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
■ウェッジホールディングス <2388>
持ち分法適用関連会社のGroup LeaseがJトラスト <8508>子会社のJTrust Asiaに提起された会社更生申立訴訟で、最高裁上告審が棄却されGroup Leaseが全面勝訴となった。
■東急不動産ホールディングス <3289>
子会社東急ハンズの全株式をカインズに売却する。売却額は非公表。これに伴い、22年3月期に特別利益を計上する見込み。
■オンコセラピー・サイエンス <4564>
抗FZD10抗体OTSA101に関連する研究結果について、量子科学技術研究開発機構が滑膜肉腫に対する新たな治療薬候補となることが期待されるとプレス発表。
■ベルトラ <7048>
ブッキングプラットフォームを運営する子会社リンクティビティがNTT西日本を引受先とする第三者割当増資を実施。
■建設技術研究所 <9621>
今期配当を15円増額修正。
【主な経済指標・スケジュール】
23(木)
【国内】
予定はありません
【海外】
米11月耐久財受注(22:30)
米11月個人消費支出・個人所得(22:30)
米11月新築住宅販売(12/24 0:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
