28日の日経平均は反発後、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万8700円-2万9000円を想定。
NYダウ平均は351ドル高の36302ドルで取引を終えた。米国株高を好感して大きく水準を切り上げることになるだろう。
昨日の日経平均株価は、手がかり材料難のなか、海外の主要市場が休場だったことから、動意に乏しい動きだったが、現地27日の米国株式が4日続伸したことから、買い優勢のスタートが見込まれる。
きょうは、12月末権利付き最終売買日にあたることから、配当権利取りの動きも支えとなりそう。ただ、強く始まった後は、概ね高値圏を維持しながらのもみ合いを予想する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の後半(27日は114円46-48銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円前後(同129円67-71銭)と円安方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所清算値比320円高の2万8970円だった。
【好材料銘柄】
■サスメド <4263>
塩野義製薬 <4507> と不眠症治療用アプリの販売提携契約を締結。これにより塩野義から契約一時金のほか、今後の開発進展などに応じたマイルストーン収入として総額最大47億円を受領する。また、製品上市後の販売額に応じたロイヤリティを受け取る予定。
■日本アセットマーケティング <8922>
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス <7532> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、非公開化を目指す。TOB価格は1株164円で27日終値を50.5%上回る水準。買い付け期間は12月28日から22年2月15日まで。
■キユーピー <2809>
前期経常を一転2%増益に上方修正、配当も2円増額。
■INEST <3390>
光通信 <9435> 、モバイルバッテリーシェアリングサービスを展開するINFORICHと合弁会社設立に向けて基本合意。
■フロンティア・マネジメント <7038>
人事コンサルティングを展開するセレブレインの株式を取得し子会社化する。
■スリー・ディー・マトリックス <7777>
次世代止血材(TDM-623)の臨床試験フェーズ1で患者への投与が完了。
【主な経済指標・スケジュール】
28(火)
【国内】
11月完全失業率(8:30)
11月有効求人倍率(8:30)
11月鉱工業生産(8:50)
《決算発表》
スギHD、Jフロント、アウトソシング、DCM、WNIウェザー、トシンG、ケーヨー、マルマエ、TAKARA&C、パイプドH、FフォースG、識学
【海外】
米10月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(23:00)
米5年国債入札
英休場(ボクシングデー)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
