9月1日の日経平均株価は、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7900円-2万8200円を想定。
NYダウ平均は39ドル安の35360ドルで取引を終えた。3指数ともプラス圏とマイナス圏を行き来する方向感に乏しい展開だった。米国株は下落したとはいえ小動きで、日本株へのネガティブな影響は限定的だろう。
きのう8月31日の日経平均株価は大幅に続伸し、終値ベースで心理的なフシ目の2万8000円台を回復した。投資家心理の好転が期待され、しっかりとした値動きが続きそう。
ただ、200日移動平均線(8月31日時点で2万8261円)や、75日移動平均線(同2万8287円)を控えることから、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円前後(8月31日は109円81-83銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の後半(同129円88-92銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同31日の大阪取引所清算値比110円安の2万8070円だった。
【好材料銘柄】
■フィスコ <3807>
今期最終を6.5倍上方修正・最高益予想を上乗せ。
■ダブルスタンダード <3925>
9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
■サインポスト <3996>
書店向けセルフレジ「BOOK ワンダーレジ」を開発。今秋から提供開始。
■ミライアル <4238>
上期経常を20%上方修正、上期配当も10円増額。
■岡本工作機械製作所 <6125>
複数の取引先から半導体製造装置の大口受注を獲得。受注金額は約120億円。23年3月期~25年3月期に売上計上する予定。
■トミタ電機 <6898>
上期経常を一転黒字に上方修正、通期も増額。
■JMS <7702>
厚生労働省からの要請に基づき、新型コロナワクチン接種用シリンジ(注射器)の供給を行っているが、新たに一般の医療機関への販売を開始する。
■明和産業 <8103>
今期経常を4%上方修正、配当も93円増額。また、インドネシアにおけるニッケル精錬技術支援事業に係るコンサルティングに関する提案申請が採択。
■プロルート丸光 <8256>
子会社マイクロブラッドサイエンスが新型コロナ治療薬の元となるヴァゼム社のモノクローナル抗体産生細胞株について、日本の研究機関と共同研究に関する覚書を締結。
■新都ホールディングス <2776>
ナンセイスチール、日本五金鉱産と廃金属の貿易取引に関するパートナーシップ契約を締結。
■三栄建築設計 <3228>
子会社MAIがケネディクスと基本協定書を締結。ケネディクスが開始する賃貸戸建住宅を投資対象とするファンドへ商品を供給する。
■アプリックス <3727>
MyBeaconシリーズがトキコシステムソリューションズのタブレット端末給油許可装置「ハンディSSC」と連携するビーコンに採用。
■日本カーバイド工業 <4064>
スリーエムジャパンイノベーションとスリーエムジャパンプロダクツに対し提起していた特許侵害訴訟に勝訴。東京地裁は両社に対して15億5344万円の損害賠償を支払うよう命じた。
■ジェイリース <7187>
ケイアイスター不動産 <3465> と業務提携。ケイアイ不が取り扱う賃貸借物件を対象に家賃債務保証サービスの提供を開始する。
■丸和運輸機関 <9090>
ANAグループの貨物事業中核会社であるANA Cargoと業務提携。
■セキド <9878>
今期最終を2.9倍上方修正。
【主な経済指標・スケジュール】
1(水)
【国内】
4-6月期法人企業統計(8:50)
8月新車販売台数(14:00)
8月軽自動車販売台数(14:00)
デジタル庁発足
《決算発表》
伊藤園、内田洋、ウチダエスコ
【海外】
中国8月財新製造業PMI(10:45)
ユーロ圏7月失業率(18:00)
米8月ADP全米雇用リポート(21:15)
米8月ISM製造業景気指数(23:00)
OPECプラス閣僚級会合
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
