28日の日経平均株価は反発後、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万8600円-2万8900円。
現地27日のNYダウ平均は141ドル高の34464ドルで取引を終えた。S&P500も上昇した一方、ナスダックは下落。新規失業保険申請件数が良好な内容となったことなどから、景気敏感株に買いが入った。
きのう27日の日経平均株価は6日ぶりに反落したものの、取引終了にかけて下げ幅を縮小し、底堅い展開だった。
米国株式市場では、景気敏感株が買われNYダウが続伸したことから、東京株式市場でも同じような銘柄に物色の矛先が向かいそう。ただ、週末要因や現地31日の米国株式市場がメモリアルデーの祝日で休場となることから、模様眺めムードが広がる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(27日は109円09-11銭)、ユーロ・円が1ユーロ=133円台の後半(同133円14-18銭)と円安に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所清算値比320円高の2万8850円だった。
【好材料銘柄】
■ANAP <3189>
ZOZOTOWNの中国版「ZOZO」で商品の販売を開始。
■フィル・カンパニー <3267>
今期経常を2.5倍上方修正。
■富士石油 <5017>
シティインデックスイレブンスが27日付で財務省に提出した大量保有報告書によると、シティインデックスイレブンスの同社株式保有比率は5.03%となり、新たに5%を超えたことが判明した。
■タカショー <7590>
2-4月期(1Q)経常は3.4倍増益で着地。
■BEENOS <3328>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.2%にあたる16万株(金額で8億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月28日から6月30日まで。
■KeePer技研 <6036>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.54%にあたる100万株(金額で21億8800万円)を上限に、5月28日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■アインホールディングス <9627>
前期経常を26%上方修正。
【主な経済指標・スケジュール】
28(金)
【国内】
4月失業率(8:30)
4月有効求人倍率(8:30)
5月都区部消費者物価指数(8:30)
《決算発表》
東和フード、ひらまつ、大和コン、キタック
【海外】
米4月個人所得・個人消費支出(21:30)
G7財務相・中央銀行総裁会議(オンライン)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
