15日の日経平均株価は、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは2万9600円-2万9900円。
先週末の米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が上昇した一方、ナスダックが下落した。ダウ平均は293ドル高の32778ドルで取引を終えた。経済対策法案の成立やワクチン普及期待などを手掛かりに景気敏感株に買いが入った一方、長期金利の上昇が嫌気されてグロース株が売りに押された。
米株動向を受けてハイテク株が売られる可能性が高い分、上値は重そう。日経平均は12日に500円を超える大幅高となっており、反動売りは出てきやすい。ただ、ダウ平均は非常に動きが良くなっており、下押し圧力も限られるだろう。
シカゴ日経平均先物からは、2万9500円近辺からのスタートが見込まれ、これにサヤ寄せすると、序盤では3桁の下落も想定される。しかし、2万9500円近辺では押し目買いが入る可能性が高く、売りをこなした後にはプラス圏に浮上する展開も期待できる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円前後(前週末12日は109円03-05銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の前半(同130円24-28銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同12日の大阪取引所清算値比50円安の2万9540円だった。
【好材料銘柄】
■山王 <3441>
今期経常を一転86%増益に上方修正。
■ユークス <4334>
今期経常は黒字浮上へ。
■日本アビオニクス <6946>
今期経常を79%上方修正。
■新光商事 <8141>
今期経常を2.2倍上方修正。
■アジア航測 <9233>
上期経常を一転8%増益に上方修正・最高益更新へ。
■ベステラ <1433>
今期経常は2.4倍増で3期ぶり最高益更新へ。
■コーセーアールイー <3246>
前期経常が上振れ着地・今期は28%増益、8円増配へ。
■エイチーム <3662>
上期経常は4%増益で着地。また、発行済み株式数(自社株を除く)の5.06%にあたる100万株(金額で12億円)を上限に自社株買いを実施する。
■ジャストプランニング <4287>
今期経常は86%増益へ。
■マナック <4364>
今期配当を2.5円増額修正。
■水戸証券 <8622>
未定だった今期配当は8円増配。
【主な経済指標・スケジュール】
15(月)
【国内】
1月機械受注(8:50)
《決算発表》
神戸物産、パーク24、三井ハイテ、トリケミカル、GA TECH、正栄食、Pアンチエイジ、セルソース、JMHD、ポールHD、シーアールイー、ACCESS、Hamee、稲葉製作、グッドコムA、ビジョナリー、MacbeeP、REVOLUTI、コナカ、システムディ、フロンティアI、イムラ封筒、ツクルバ、SKIYAKI、フィット、ジェネパ、HyAS&Co.、ジェイック
【海外】
中国2月鉱工業生産(11:00)
中国2月小売売上高(11:00)
中国2月固定資産投資(11:00)
米3月ニューヨーク連銀景気指数(21:30)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
