堅調な展開か

18日の日経平均株は、堅調な展開か。
日経平均株の予想レンジは、2万9800円-3万100円。
注目のFOMCでは政策金利は据え置きとなり、2023年末までは利上げがないことが示された。また、足元の金利上昇に対しても容認する見方が改めて示された。早期の利上げに対する過度な警戒が後退し、これらを受けた米国株は3指数そろって上昇。NYダウ平均は189ドル高の33015ドルで取引を終えた。
 
シカゴ日経平均先物は配当落ちの影響で180円程度押し下げられており、日経平均はスタートから3万円を上回る展開も期待できそう。高値警戒感まで後退するわけではないが、米国の長期金利が株式市場を揺さぶることへの警戒は大きく後退することから、楽観ムードの強い地合いが続くと予想する。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の後半(17日は109円15-17銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の前半(同129円78-82銭)と円安方向にある。対ドルでの円高を警戒し、輸出関連銘柄には重しとなる場面も想定される。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比95円高の2万9815円だった。
 
 
 
【好材料銘柄】
 
■ジーエヌアイグループ <2160>
F351が肝線維症の画期的治療薬として指定。
 
■JTOWER <4485>
今期経常を40%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■大和重工 <5610>
株主優待制度を新設。毎年12月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、クオカード(保有期間1年未満で500円分、1年以上で1500円分)を贈呈する。
 
■神鋼環境ソリューション <6299>
今期経常を8%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も15円増額。
 
■グリー <3632>
マザーズへの上場が承認されたビジョナル <4194>の株式売り出しに参加し、32万7800株を売却する。売却益は21年6月期に特別利益として計上する。
 
■アピリッツ <4174>
前期経常が上振れ着地・今期は24%増益へ。
 
■メドレー <4480>
今期経常を一転2%増益に上方修正・最高益更新へ。
 
■メドレックス <4586>
中国でCPN-101を包含する経皮吸収組成物に関する特許査定を取得。
 
■ダブルエー <7683>
今期経常は3.2倍増益へ。
 
■ナイガイ <8013>
今期最終は黒字浮上へ。
 
■ビジョナリーホールディングス <9263>
5-1月期(3Q累計)経常は8.2倍増益・通期計画を超過。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
18(木)
【国内】
日銀金融政策決定会合(~3/19)
2月首都圏マンション販売(13:00)
 
【海外】
米3月フィラデルフィア連銀景気指数(21:30)
《米決算発表》
ナイキ、フェデックス、アクセンチュア、ダラーゼネラル
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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