29日の日経平均株価は、堅調な展開が続くとみられる。
日経平均株価の予想レンジ:2万9300円-2万9600円。
先週末の米国株は上昇。NYダウ平均は453ドル高の33072ドルで取引を終えた。ワクチン接種の進展期待が高まり、幅広い銘柄が上昇。ダウ平均は33000ドル台を回復して史上最高値を更新し、S&P500も最高値を更新した。
前週末にかけて続伸していた強い動きに加え、前週末26日の米国株式市場も続伸したこともあり、買い優勢のスタートとなろう。目先の底打ち期待が高まる中、権利取りの駆け込み買いも期待でき、終日強い動きが続くと予想する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(前週末26日は109円32-33銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同128円85-89銭)と円安方向に振れている。円安の流れを材料視して、輸出関連銘柄に物色の矛先が向かう場面も想定される。3月決算銘柄の権利付き最終売買日にあたることから、権利取りの動きも活発化しそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同26日の大阪取引所清算値比315円高の2万9415円だった。
【好材料銘柄】
■サカイオーベックス <3408>
シティインデックスイレブンスが26日付で財務省に提出した大量保有報告書によると、シティインデックスイレブンスの同社株式保有比率は6.20%となり、新たに5%を超えたことが判明した。
■日本パレットプール <4690>
6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■山田コンサルティンググループ <4792>
今期経常を55%上方修正。
■テクノスマート <6246>
今期経常を95%上方修正、配当も8円増額。
■グラファイトデザイン <7847>
前期経常を86%上方修正、配当も5円増額。
■ホクシン <7897>
今期営業を一転黒字に上方修正、未定だった配当は0.5円減配。
■日産東京販売ホールディングス <8291>
今期経常を86%上方修正。
■両毛システムズ <9691>
今期経常を65%上方修正。
■ソリトンシステムズ <3040>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.4%にあたる7万株(金額で1億1487万円)を上限に、3月29日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■中村超硬 <6166>
山全とナノサイズゼオライトの事業化に向けた共同開発契約を締結。
■ジュンテンドー <9835>
前期経常を18%上方修正・29期ぶり最高益更新へ。
【主な経済指標・スケジュール】
29(月)
【国内】
日銀金融政策決定会合の主な意見(3/18~19開催分)
配当・優待権利付き最終日
《決算発表》
アークランド、大光、NaITO
【海外】
予定はありません
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
