堅調な展開か

30日の日経平均株価は、堅調な展開が続きそうだ。
日経平均株価の予想レンジは2万9000円-2万9400円。
NYダウ平均は98ドル高の33171ドルで取引を終えた。金融株が弱く序盤は軟調であったが、ボーイングなどが強くネガティブな反応は限定的。中盤にプラス転換した後は堅調に推移した。ただ、全体的に方向感には乏しく、S&P500とナスダックは下落した。
日経平均株価は、前日までの強い地合いや、NYダウが連日で史上最高値を更新したこともあり、買い優勢のスタートとなりそう。
同指数の3月配当落ち分は、180円程度とみられ、即日で埋めることができるかに注目が集まりそう。即日で埋めることができるようであれば、相場の基調が強いと判断され、先高期待につながる可能性もある。
 
ただ、金融株は買いづらく、ナスダックが下げていることからハイテク株にも買いを入れづらい。下値に関しては堅いと見るが、2万9500円近辺では戻り売りも予想されることから、上値も重いと考える。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(29日は109円65-66銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同129円24-28銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所清算値比250円高の2万9330円だった。
 
 
 
【好材料銘柄】 
 
■ケイティケイ <3035>
今期経常を一転2%増益に上方修正・最高益更新へ。
 
■ジェーソン <3080>
前期経常を8%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額。
 
■FRACTALE <3750>
子会社サイトリ・セラピューティクスが肝硬変治療の医療機器に関する製造販売承認を申請。
 
■タカトリ <6338>
パワー半導体向けSiC材料切断加工装置の大口受注を獲得。受注金額は約14.4億円、売上計上は21年9月期下期および22年9月期上期。
 
■JMS <7702>
米ファイザー製新型コロナウイルスワクチンの6回接種に対応するローデッドスペースシリンジ(注射器)の開発を完了。6月ごろをメドに供給体制を整える予定。
 
■JPホールディングス <2749>
今期経常を27%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■マーチャント・バンカーズ <3121>
個人のコレクターが所蔵する希少性の高いお宝グッズをNFT(非代替可能性トークン)化するとともに、NFT化したお宝グッズを売買するためのNFT売買プラットフォームを運営する事業を開始。
 
■セレス <3696>
ライトアップ <6580>と業務提携。セレスが運営する日本最大級の資金調達情報サイト「資金調達プロ」とライトアップの中小企業向け補助金・助成金支援サービス「Jシステム」で相互集客を開始。
 
■タメニー <6181>
オンライン婚活サービス「パートナーエージェント ONLINE」を提供開始。
 
■INCLUSIVE <7078>
今期最終を一転黒字に上方修正。
 
■サンフロンティア不動産 <8934>
今期経常を9%上方修正。
 
■イー・ロジット <9327>
埼玉県草加市に物流センターを新規開設。
 
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
30(火)
【国内】
2月失業率(8:30)
2月有効求人倍率(8:30)
2月商業動態統計(8:50)
2年国債入札
《決算発表》
西松屋チェ、ストライク、サムティ、ハニーズHLD、マルマエ、日創プロ、アルテック、岡山製紙、ERI HD、ヤマシタヘルケア、ハピネス&D、パレモ・HD
 
【海外】
米1月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米3月消費者信頼感指数(23:00)
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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