8日の日経平均株価は反発後、堅調な展開となりそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万3300円-2万3600円。
7日のNYダウ工業株30種平均は反発し、前日比530ドル高の2万8303ドルと9月上旬以来、約1カ月ぶりの高値で終えた。トランプ米大統領が空運会社や中小企業の支援など追加経済対策の一部を実施するよう議会に求めたことで、米景気の下支え期待が相場を押し上げた。
きのう7日の日経平均株価は、売り先行後、下げ幅を縮小し底堅い動きとなっていたことや、米国株式が反発したこともあり、買い優勢のスタートが期待される。
買い一巡後は、米副大統領候補のテレビ討論会が日本時間の午前10時から始まる予定で、内容を確認したいとして、模様眺めムードが広がる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の後半(7日終値は105円86-87銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の半ば(同124円56-60銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所終値比85円高の2万3495円だった。
日程面では、8月の国際収支、9月の景気ウォッチャー調査、9月の都心オフィス空室率など。海外では米30年国債の入札など。中国市場は引き続き休場となる。
【好材料銘柄】
■スペースバリューホールディングス <1448>
今期最終を72%上方修正。
■イオン九州 <2653>
非開示だった今期経常は2.3倍増益、未定だった配当は10円実施。
■農業総合研究所 <3541>
前期経常を一転黒字に上方修正。
■メディカルネット <3645>
岡山大学と口臭センサーを開発し、特許を取得。
■GFA <8783>
SATASと資本業務提携。SATASが運営する不動産共同投資商品「WARASHIBE」に不動産物件を供給するパイプライン契約を締結。資本面ではSATAS株式を19%取得する。
■コーア商事ホールディングス <9273>
11月5日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■ウエルシアホールディングス <3141>
今期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■三栄建築設計 <3228>
9月の戸建分譲住宅事業の契約棟数は前年同月比32.2%増、契約金額は同34.6%増。
■BASE <4477>
青森銀行 <8342> と顧客のインターネットビジネス支援で事業提携を開始。
■ベルシステム24ホールディングス <6183>
上期税引き前が14%増益で着地・6-8月期も23%増益。
■ピープル <7865>
8月売上高は前年同月比20.3%増の4.1億円。
【主な経済指標・スケジュール】
8(木)
【国内】
9月都心オフィス空室率(11:00)
9月景気ウォッチャー調査(14:00)
5年国債入札
地域経済報告(さくらレポート)
《決算発表》
7&I-HD、ローソン、良品計画、久光薬、SHIFT、ベルク、ディップ、乃村工、リソー教育、クリーク&リバ、北興化、明光ネット、オオバ、キャリアリンク、マルマエ、エルテス
【海外】
ノーベル文学賞発表
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
