堅調な展開か

 
8日の日経平均は反発。224円25銭高の2万3647円07銭(出来高概算10億2923万株)で取引終了。
追加財政支援を支持する意向を示したことが好感された米国市場の流れを受けて、日経平均は2万3500円を回復して始まった。その後はこう着の場面もみられたが、注目されていた副大統領候補による討論会が荒れることなく、淡々と進められているなか、売り仕掛けへの警戒感は後退。反対にショートカバーの流れが強まる格好となり、前引け間際には2万3600円を回復、後場は狭いレンジながらも2万3600円を上回っての推移が続き、一時2万3701円77銭まで上げ幅を広げる場面もみられている。
 
9日の日経平均株価は、堅調な展開が期待される。
日経平均株価は、9月29日の直近高値(2万3622円74銭)を上抜き、一時2万3700円台に乗せるなど、上値を目指すような動きをみせたことから、投資家心理の好転が見込まれる。上に勢いがつく可能性もあるだろう。
 
市場では「グロースやバリューといった区分けではなく、全体の底上げが期待される」との見方があった。
また、10月限SQ(特別清算指数)値算出に関しては、「売り買いがほぼ拮抗しているとみられ、波乱なく通過しそうだ」との声が聞かれた。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(8日現在)
 
24686.67  ボリンジャー:+2σ(26週)
24432.01  ボリンジャー:+3σ(13週)
23940.16  ボリンジャー:+2σ(13週)
23822.14  ボリンジャー:+3σ(25日)
23655.18  ボリンジャー:+2σ(25日)
 
23647.07  ★日経平均株価8日終値
 
23488.22  ボリンジャー:+1σ(25日)
23448.32  ボリンジャー:+1σ(13週)
23390.50  ボリンジャー:+1σ(26週)
23338.46  6日移動平均線
23326.59  均衡表転換線(日足)
23321.27  25日移動平均線
23290.24  均衡表基準線(日足)
23289.36   新値三本足陰転値
23154.31  ボリンジャー:-1σ(25日)
23099.42  均衡表転換線(週足)
22987.35  ボリンジャー:-2σ(25日)
22956.47  13週移動平均線
22884.96  75日移動平均線
 
 
ローソク足はマドを空けて陽線を引き、強い買い圧力を窺わせた。
終値は3月を大底とするコロナ暴落以降の最高値を更新し、ともに上向きの5日線と25日線が短期ゴールデンクロスを形成したため、強い上昇トレンド入りが予想される。
パラボリックが買いサイン点灯を再開したほか、一目均衡表の転換線と基準線が上向きで終了したことも強気要因となっている。
 
ボリンジャーバンド(25日ベース)では終値が+2σを超過し、-2σから+2σまで各線の間隔が広がる「5本線発散」による急速な上値拡張を示唆している。
 

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