堅調な展開か

27日の日経平均株価は、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万3100円-2万3400円。
米国株の強い動きが続いており、基本的にはこれを好感する流れになるだろう。ただし、ナスダックの1.7%高に対してダウ平均は0.3%高にとどまった。ここ数日はダウ平均に連動する傾向が見られていることを鑑みると、好影響は限られるだろう。
きのう26日は、方向感に欠けるなか小幅反落となったが、「買い手掛かりは少ないものの、積極的に売る動きも乏しい」との声も聞かれ、動意薄の状況が続きそう。
時事通信社は、米軍高官が現地26日、中国軍が本土から南シナ海に向けて中距離弾道ミサイル4発を発射したことを明らかにしたと報道。米株式の反応をみたいとして、時間外取引での株価指数先物の動きを注視する展開になることも想定される。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の後半(26日終値は106円30-31銭)、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の前半(同125円51-55銭)とやや円高方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比60円高の2万3280円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■ヤマト<1967>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.62%にあたる15万9000株(金額で9985万2000円)を上限に、8月27日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
 
■ジェイグループホールディングス<3063>
未定だった上期配当は1.5円実施。
 
■ハイマックス<4299>
9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。非開示だった上期経常は76%増で4期ぶり最高益更新へ。
 
■JCRファーマ<4552>
9月30日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施する。また、ライソゾーム病治療薬のグローバル展開として、ブラジルへの事業展開を正式に決定。
 
■日本エンタープライズ<4829>
子会社プロモートが多数の無線接続を効率良く行う「無線接続システム及び無線接続プログラム」に関する特許を取得。
 
■MS&Consulting<6555>
「tenpoketチームアンケート」「SVナビ」がIT導入補助金の対象ツールに認定。
 
■ウシオ電機<6925>
東芝ライテックと紫外線除菌・ウイルス抑制装置を共同開発する。
 
■ブランディングテクノロジー<7067>
スカラ<4845>と行政・自治体のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を目的とした合弁会社を設立。
 
■ディー・エル・イー<3686>
ホラー映画「犬鳴村」の公式ゲームアプリ「犬鳴村~残響~」を配信開始。
 
■不二電機工業<6654>
上期経常を一転24%増益に上方修正、通期も増額。
 
■多摩川ホールディングス<6838>
JTOWER<4485>の子会社ナビックと資本業務提携。ローカル5Gの設置から運用までを一気通貫に実現できる環境を構築する。
 
■キョウデン<6881>
昨年12月末に生産停止した横浜営業所の売却に伴い、21年3月期に売却益約12億円を特別利益に計上する。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
27(木)
【国内】
2年国債入札
《決算発表》
凸版印、DMG森精、DyDo、明星電、ルックHD、太陽工機、コスモス電
 
【海外】
米4-6月期GDP改定値(21:30)
米7月NAR仮契約住宅販売指数 (23:00)
米カンザスシティー連銀主催のジャクソンホール会議(~8/28、オンライン開催)
《米決算発表》
ダラー・ツリー、ダラー・ゼネラル、ギャップ
 
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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