2日の東京株式市場は続伸後、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万4200円-2万4500円。
足元で好地合いが継続するなか、NYダウが3日続伸した動きなどから、買いが先行しそうだ。
国内も内閣改造や日本人のノーベル賞受賞などの刺激材料があり、リスクオンの相場が続くだろう。シカゴ日経平均先物の水準からは2万4500円どころも視野に入るが、あっさり乗せてくるようなら、今の上昇が2万5000円まで続くとの見方も強まりやすい。先高期待から、終日強い地合いが続くと予想する。
物色としてはノーベル医学生理学賞の受賞を受けて、小野薬品<4528>などバイオ関連に関心が集まりやすい。また、原油相場の上昇を背景に資源関連への物色が強まろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=114円前後(1日終値114円03-04銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=131円台の後半(同132円22-26銭)と円高に振れている。
1日に発表された9月日銀短観で、大企業製造業の想定為替レートが1ドル=107円40銭となっていることから、業績の上ブレ期待が浮上し上値を試す場面もありそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所終値比110円高の2万4420円だった。
【好材料銘柄】
■フェリシモ <3396>
上期経常を6.8倍上方修正。
■IDOM <7599>
豪州の新車ディーラーグループ、AWMグループを買収。
■新都ホールディングス <2776>
ラカラジャパンと代理店契約を結び、「アリペイ」「WeChat Pay」といったQR決済サービスの国内導入開拓と訪日中国人向けインバウンドプロモーションサービスの斡旋紹介業務を開始する。
■ワークマン <7564>
9月既存店売上高は前年同月比28.1%増と大幅増収を達成。
■イントランス <3237>
今期経常を50%上方修正。
■アプリックス <3727>
球状太陽電池を開発するスフェラーパワー社と太陽光発電技術を利用したBeacon(ビーコン)の共同開発で合意。
■GA technologies <3491>
不動産仲介会社向けの営業支援クラウドシステムを運営するイタンジの全株式を取得し子会社化する。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
2(火)
内閣改造・自民党役員人事
9月マネタリーベース(8:50)
9月消費動向調査(14:00)
10年利付国債入札
《決算発表》
キユーピー、アヲハタ、KTK、カネコ種、瑞光、放電精密、ニューテック、ライトオン、平和堂、北恵
【海外】
パウエルFRB議長が講演(全米企業エコノミスト協会会議)
ノーベル物理学賞発表
《米決算発表》
ペイチェックス
休場:インド
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
