17日の日経平均株価は、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、1万9200円-1万9700円。
前日の米株式市場でハイテク株を中心に値を上げたのは一定の支えとなりそうだ
一方で手掛かり材料に乏しいなか、週末要因もあり、積極的な売買は限られそうだ。
日本時間の午前11時には、中国で1-3月期GDP(国内総生産)や3月工業生産、同小売売上高などの経済指標の発表が予定されている。指標の内容を確認したいとして、模様眺めムードが広がることも想定される。ただ、政策効果で今後の中国経済の持ち直しを示唆する内容があれば、東京市場でも機械や、設備投資関連などに買いが入るかもしれない。
今週は週中の値動きがしっかりしていたところに、このタイミングで新薬期待も高まったことから、警戒後退で値幅を伴った上昇となる展開も期待できるだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の後半(16日終値は107円82-83銭)、ユーロ・円が1ユーロ=117円台の前半(同117円22-26銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日大阪取引所終値比35円安の1万9205円だった。
日程面では、2月の鉱工業生産指数(確報値)、2月の第3次産業活動指数など。海外では中1~3月の中国GDP、1~3月の中国固定資産投資、1~3月の中国不動産開発投資、3月の中国工業生産、3月の中国小売売上高、3月の米CB景気先行総合指数など。また、IMFと世界銀行の春季会合(~19日)。
【好材料銘柄】
■暁飯島工業<1997>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.73%にあたる3万5000株(金額で4364万5000円)を上限に、4月17日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■きちりホールディングス<3082>
子会社サニタイズが新型コロナウイルス感染予防対策として、除菌・消毒サービス事業を開始。
■八洲電機<3153>
前期経常を2%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■ネットイヤーグループ<3622>
前期経常を赤字縮小に上方修正。
■メドレックス<4586>
米国で開発中の帯状疱疹後の神経疼痛治療薬「MRX-5LBT」について、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 <4576>と共同研究契約を締結。事業化進捗に応じたマイルストーンを最大2億円受領する一方、販売高に応じたロイヤリティなどを支払う。今期最終を赤字縮小に上方修正。
■窪田製薬ホールディングス<4596>
皮膚科領域医薬品で世界的リーディングカンパニーであるデンマーク・LEO Pharma社と共同研究契約を締結。
■エスクロー・エージェント・ジャパン<6093>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.35%にあたる100万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月17日から6月22日まで。
■ヒロセ通商<7185>
3月営業収益は前年同月比54.1%増の15.8億円。
■オプティム<3694>
オンライン診療プラットフォームのOEM提供を開始。
■住友化学<4005>
新型コロナウイルス感染症対策支援として医療用ガウン向けフィルムを提供開始。
■ジャストプランニング<4287>
NECプラットフォームズが販売する、来店客のスマホで簡単・便利に給油ができるサービスステーション向け新サービスに対し、オーダーシステム「Putmenu」を提供。
■日本エンタープライズ<4829>
子会社and Oneが電話会議システム「T-Macss電話会議」を提供開始。
■星和電機<6748>
前期配当を5円増額修正。
■オプテックスグループ<6914>
自動ドア用非接触スイッチ「Clean Switch」を発売。食品工場や医療施設、倉庫での利用を想定。また、駐車場の満空情報を可視化するワイヤレス満空管理システムを販売開始。神奈川県の歯科医院駐車場で採用。
【主な経済指標・スケジュール】
17(金)
【国内】
2月第3次産業活動指数(13:30)
《決算発表》
アークス、ゲンダイAG、アジュバン
【海外】
中国1-3月期GDP(11:00)
中国3月工業生産(11:00)
中国3月小売売上高(11:00)
米3月景気先行指数(23:00)
IMF・世界銀行春季総会(テレビ会議、~4/19)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
