堅調な展開か

25日の東京株式市場は、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万1600円-2万1800円。
基本的には決算銘柄の売買が中心になるだろう。NYダウ平均の下落に関しては個別の要因が大きく、それほどネガティブには捉えられない可能性が高い。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が大幅高となっているほか、きのう決算を発表した信越化学がADRで急騰しており、足元で強いハイテク関連が引き続き全体をけん引する展開が見込まれる。物色には濃淡がつくだろうが、決算への過度な警戒が払しょくされ、総じて底堅い地合いが続くと予想する。
 
ただ、韓国軍は25日、北朝鮮が2発の飛翔体を日本海に向けて発射したと発表。地政学リスクの高まりを警戒し、一部の防衛関連株に物色の矛先が向う場面も想定される。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の前半(24日終値は108円03-05銭)、ユーロ・円が1ユーロ=120円台の半ば(同120円33-37銭)で、やや円安方向にある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所終値比75円高の2万1745円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■アプリックス <3727>
光通信 <9435> 子会社のスマートモバイルコミュニケーションズを株式交換で完全子会社化する。併せて、光通信と資本業務提携。光通信は同社株式の16.0%を保有する筆頭株主となる。
 
■サイバーエージェント <4751>
今期経常を50%上方修正。
 
■アジャイルメディア・ネットワーク <6573>
流通店舗を活用したテストマーケティングサービスを提供開始。第1弾として南九州ファミリーマートと業務提携し、販売結果分析やSNS投稿と連動した売り場づくりを実現。
 
■日新電機 <6641>
20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比15倍の11.1億円に急拡大し、4-9月期(上期)計画の20億円に対する進捗率は55.6%に達し、5年平均の27.0%も上回った。直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の-0.3%→4.6%に大幅改善した。
 
■信越化学工業 <4063>
非開示だった今期経常は1%増で3期連続最高益、未定だった配当は20円増配。
 
■システムサポート <4396>
8月5日付で東証1部へ市場変更することが決定。
 
■栄研化学 <4549>
4-6月期(1Q)経常は14%増益で着地。
 
■太平洋工業 <7250>
4-6月期(1Q)経常は20%増益で着地。
 
■ソフトバンク <9434>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.96%にあたる4600万株(金額で740億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月6日から20年3月31日まで。ストックオプション(新株予約権)の行使に伴い交付する株式に充当する。
 
■神戸物産 <3038>
6月単体売上高は前年同月比10.8%増の228億円、営業利益は同28.5%増の13.9億円。
 
■データホライゾン <3628>
前期経常を3.5倍上方修正。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
【国内】
25(木)
6月企業サービス価格指数(8:50)
2年国債入札
《決算発表》
カイノス、リコーリース、大丸エナ、FFE&C、エムスリー、養命酒、東エレデバ、篠崎屋、イーブック、エイトレッド、伊勢化、日立化成、NRI、日精線、アサヒHD、岡 部、東洋機械、鉱研工業、日立建、富士電機、オムロン、メルコ、新電工、オーゼックス、SPK、ネットワン、菱鉛筆、だいこう、KABU.COM、空港施設、ゴールドクレ、神奈交、メタウォーター、愛光電、ジェコス、日清粉G、システナ、レッグス、ダイトーケミ、中外薬、JCRファーマ、ソフトバンテク、ディスコ、日産自、小糸製、千趣会、NCS&A、アイカ工、富士通、キムラユニティー
 
【海外】
ECB定例理事会
独7月Ifo景況感指数(17:30)
米6月耐久財受注(21:30)
《米決算発表》
3M、コムキャスト、ニューモント・マイニング、アマゾン・ドットコム、イーストマン・ケミカル、スターバックス、アルファベット、インテル、ジュニパーネットワークス

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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