堅調な展開か

今週は、堅調となった。日米でハイテク株が騰勢を強めたことから、日経平均はあっさり21500円台を回復した。
その後も買いが続いた。4-6月期の決算発表がスタートしたが、25日には好決算のアドバンテストがストップ高まで買われたほか、信越化学や日本電産も大幅高となるなど、先陣を切った主力企業の値動きが良かったことから、業績期待が高まった。
日経平均は週間では191円の上昇となり、週足では陽線を形成した。
 
 
来週は堅調か。FOMC(30日~31日)が大きな注目を集める。
日経平均株価の想定レンジは、2万1550~2万1850円を見込む。
今回は利下げが確実とみられているが、期待も相当高まっているため、結果公表直後には材料出尽くしで売りが出てくるような場面もあるかもしれない。
 
ただし、予想通り利下げが実施されれば、FRBの緩和姿勢が好感され、米国株の高値更新基調が続く可能性が高い。同じタイミングで米中閣僚級協議も開催されると伝わっており、何らかの進展があればリスクオンの様相が強まる展開も期待できる。
 
国内は決算発表ラッシュとなることから、個別物色は活況が続くと見込まれる。成長が見込める内需系好業績銘柄に物色対象がシフトすることもあり得るだろう。
 
 
 
【信用規制・解除】 (26日大引け後 発表分)
 
■日本鋳鉄管<5612>
東証が29日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
 

【自社株買い】 (26日大引け後 発表分)
 
■コロナ <5909>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.68%にあたる20万株(金額で2億2000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は7月30日から8月9日まで。
 
■エスティック <6161>
発行済み株式数の8.84%にあたる26万株(金額で13億6968万円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施する。公開買い付け期間は7月29日から8月26日まで。買い付け価格は5178円。筆頭株主の弘鈴興産が保有株の一部を売却する意向を示したことに対応する。
 
■群馬銀行 <8334>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.87%にあたる800万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月2日から9月13日まで。また、発行済み株式数の1.76%にあたる800万株の自社株を消却する。消却予定日は9月20日。
 

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