堅調な展開か

19日の日経平均株価は小幅に続伸しそうだ。
前週末16日の米市場で長期金利の低下が一服したことを好感し、米国株が上昇した流れを引き継ぐだろう。ただ、米中摩擦や香港デモなどへ警戒がくすぶり、日経平均株価の5日線(前週末16日時点で2万523円)の近辺では、上値は限られる公算が大きいだろう。
日経平均株価の予想レンジは20400円-20600円。
 
16日のNYダウ工業株30種平均は続伸した。前の日に比べ306ドル高い2万5886ドルで終えた。このところ景気減速懸念につながっていた米長期金利の低下が一服し、金融やハイテクなど幅広い銘柄に買いが入った。中国やドイツで景気減速に対する政策期待が浮上したことも支えとなった。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の前半(前週末16日終値は106円16-17銭)と小動きで、1ユーロ=118円台の前半(同117円68-72銭)と円安方向にある。
円高が一服していることなどから、外需大型株が上昇を先導すると見込まれる。直近で悲観に傾いた分の修正が進み、終日しっかりとした動きが続くと予想する。
 
日程面では、財務省は8時50分に7月の貿易統計を発表する。13時には7月の首都圏・近畿圏のマンション市場動向が公表になる。首都圏の新築マンション発売戸数は6カ月連続の減少となっている。
 
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所終値比175円高の2万565円だった。
 
シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
20565 ( +175 )
シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
20570 ( +180 )
( )は大阪取引所終値比
 
 
【好材料銘柄】
 
■ジーエヌアイグループ <2160>
9月3日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。最低投資金額は現在の3分の1に低下する。
 
■エプコ <2311>
東証が23日付で市場1部に指定する。
 
■ティーケーピー <3479>
今期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■DDホールディングス <3073>
8月既存店売上高は前年同月比3.4%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回った。
 
■ココカラファイン <3098>
マツモトキヨシホールディングス <3088> と経営統合に向けた協議を開始。
 
■ジェネレーションパス <3195>
7月売上高は前年同月比24.2%増と7ヵ月連続で前年実績を上回った。
 
■日創プロニティ <3440>
今期配当を5円増額修正。
 
■ケイアイスター不動産 <3465>
不動産仲介、リフォーム事業を展開するハウスラインの株式を取得し子会社化する。
 
■ヨロズ <7294>
旧村上ファンド関係者が運営する投資会社レノが16日付で財務省に提出した変更報告書よると、レノと共同保有者の同社株式保有比率は5.10%→6.13%に増加した。
 
■五洋インテックス <7519>
子会社MNCが中国から日本への医療インバウンドの送客で実績を持つ上海泛亜国際旅行社と業務提携。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】

【国内】
19(月)
7月貿易収支(8:50)
7月首都圏マンション発売(13:00)
《決算発表》
あいHD、北川精機
 
【海外】
予定はありません
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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