30日の東京株式市場は続伸後、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万600円-2万800円。
29日のNYダウが反発した一方、ナスダックが続落するなど、まちまちの動きだった。
ただ、通常取引終了後、18年10-12月決算を発表したアップルやAMDなどが、時間外取引で上昇している。東京株式市場はこれを先取りする格好で買いが優勢になると予想する。
ハイテク関連銘柄に見直しの動きが進みそうで、指数を支える格好となりそう。
ハイテク関連は、エヌビディアの急落を受けて昨日大きく下げたものが多く、幅広く買い戻しが入る展開が期待できる。
全体もきのう外需が厳しい下げとなった中でも底堅く推移しており、過度な警戒ムードが和らぐことで、しっかりした地合いが続くだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(29日終値は109円23-24銭)、ユーロ・円が1ユーロ=125円前後(同124円90-94銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所終値比10円安の2万620円だった。
【好材料銘柄】
■アサックス<8772>
株主優待制度を再開。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、クオカード2000円分を贈呈する。4-12月期(3Q累計)経常は微減益も対通期進捗は過去平均を超過。
■平和不動産 <8803>
今期最終を9%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額。
■信越化学工業 <4063>
4-12月期(3Q累計)経常が32%増益で着地・10-12月期も25%増益。
■CIJ <4826>
上期経常は34%増益で上振れ着地。
■日本車輌製造 <7102>
今期経常を40%上方修正。
■リミックスポイント<3825>
金融商品取引法に基づく証券事業への参入を目指し、子会社スマートフィナンシャルを設立。
■プラマテルズ<2714>
4-12月期(3Q累計)経常が7%増益で着地・10-12月期も21%増益。
■ジェクシード<3719>
前期経常を50%上方修正。
■ムラキ<7477>
4-12月期(3Q累計)経常は19%増益・通期計画を超過。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
30(水)
12月商業動態統計(8:50)
1月消費動向調査(14:00)
《決算発表》
キヤノン、NEC、シャープ、積水化、大東建、ヒューリック、邦ガス、大正薬HD、四国電、きんでん、M&A、宝HD、MonotaRO、ミツコシイセタン、NRI、サイバエージ、ファンケル、タカラバイオ、大特鋼、日立建、マキタ、オムロン、アンリツ、TDK、アドバンテ、スタンレ電、メディパル、トプコン、PALTAC、新生銀、JR東日本、JR西日本、JR東海、ヤマトHD、東北電、王将フード、OLC、マンダム、ディスコ、スクリン、東電力HD、特殊陶、三住トラスト
【海外】
FOMC結果発表
米中通商協議(~1/31 ワシントン)
米1月ADP全米雇用リポート(22:15)
米10-12月期GDP速報値(22:30)
《米決算発表》
フェイスブック、マイクロソフト、クアルコム、マクドナルド、AT&T、ボーイング、フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ、ヘス、ジェネラル・ダイナミクス、ADP、Visa、PayPal
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
